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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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9月になって

夏休みに入り、段々と薄くなっていく日めくりカレンダーを今日もちぎる


8月31日、明日から9月だ。小学校の新学期が始まる


夏休みの宿題も終わり、友達に会うのが楽しみだ


今日も天気がいいので、外で遊ぼう


そう思って道路に走り出した。そして、車に気づくのが遅かった


キキーッ。ドンッ


ぶつかる音がした後、僕の記憶は途切れた


目を覚ますと、病室だった


ここにも日めくりカレンダーが掛けてあった


カレンダーはまだ8月31日だった


「あれ、体が痛くない?」


すると、近くに誰かいたのか、「目が覚めたのか!」と言う声がした


「お父さん?」


「お前、もう1年も寝ていたんだぞ!」


カレンダーの8月31日は1年後だったらしい


僕は、その後も母や親せきと面会をしていたが、疲れているのかいつの間にか寝ていたみたいだ


目が覚めると、カレンダーはまだ8月31日だった。僕はいつもの癖でカレンダーをちぎる


しかし、ちぎったはずのカレンダーの下にはまた8がつ31日と出てきた


「あれ? プリントミス?」


僕はそう思ってもう一回ちぎった。しかし、次も8月31日だった。次も、次も


「おいっ、目を覚ませ! 大丈夫か?」


僕は目を覚ますと、足に激痛が走った


「痛い!」


「今、救急車が向かっている!」


僕は救急車に運ばれ、足の骨折によって入院することになった


病室のカレンダーは、日めくりではなかった


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