表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
137/862

餓鬼道

腹が減った


生前は、食べ物を粗末にしてきた


嫌いなものは捨て、食べきれなければ捨て、酒を飲んでおかずは捨て、捨て、捨て


すると、餓鬼道に落ちたらしい


食べ物は口に入れると無くなり、水を飲もうと口に入れると無くなり、もう砂でもいいやと口に入れても無くなり、でも、空腹でも死なない


周りを見ても、栄養失調で腹ばかり膨れている人間ばかりで、腹以外は骨と皮ばかりだ


唯一食べても無くならない物がある


それは、自分の体だ


指を食うと、腹に入り、また指が生える


足を食うと、腹に入り、また足が生える


そうして空腹だけど食べ続ける


いつの間にか、俺の足を他の人が食べていた


いつの間にか、俺の手を他の人が食べていた


いつの間にか、俺の胴を他の人が食べていた


いつの間にか、俺の頭を……


目が覚めると、俺は赤ん坊になった。今度こそ食べ物を無駄にしないと


俺の横には、沸騰した鍋が置かれていた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ