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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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死神

俺はがんで入院している。余命は3年ほどだ


「こんばんわ」


入院している病室に、喪服を着た可愛い女性がいつの間にか立っていた


「・・・君は?」


「私は死神です」


俺はそのセリフを冗談として受けることは無かった


「俺は、死ぬのか?」


まだ余命はあるが、あくまで予想であって確定ではない


「それは、これから決まります」


「どういうことだ?」


俺が尋ねると、死神はポケットからボタンを取り出した


「これを押してください」


「これは?」


「押すと死ぬボタンです」


「これで、俺は死ぬのか・・・」


俺は、未練もあったが、死神が現れた以上、死ぬのだろう。俺はボタンを押した


「・・・あれ?俺は死んだのか?」


「いいえ、あなたは今日を生き延びました。このボタンでの死亡確率は0.1%です。また、明日来ます」


そう言うと、死神は消えた


俺は未練無く、結局3年ほど生きた


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