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天使・キャプテン・空

ど、どうも・・・まだ落ち着きのない紀乃です。


前回の終わり方があまりにも突然過ぎたから今でもドキドキが止まってないです。


皆さんも気になっているので早めに行きます。


では、ご覧下さい。



告白の現場を生で見てしまった私。


驚きももちろんあるけど多少なりとも罪悪感もある。見ちゃいけない場面見ちゃったから・・・


てゆーか私が来たの分かってるの?二人共一切気づいてない感じだけど。


時が止まったよう空気が流れて全員無言の状態続いた。


これ、何?誰か一人でもいいから喋ってよ。空君返事は?米田さん追い討ちのことばとかは?


私が割って入るのも違うし・・・なんでもいいから喋って誰か!三百円あげるから!


「空さん?」


この沈黙を打ち破ったのは米田さん。あまりにも返事も何も帰ってこないからか口を開いたっぽい。


「私の告白を受け入れられないの?」


この言葉で空君は少しうつむいて悩んでいる様子を見せた。


決断を決めれない空君に何故か私がイライラしだして私はつい


「ちょっと空君!どうなのはっきりして!」


思わず心の声を出してしまった。慌て手で口を抑えたが既に遅し、気づいていたのか気づいていなかったのか


「あなたが口だししないでください、これは私と空さんの問題です」


あなたと空君の問題・・・?


「それは違うよ!私だって空君のことを・・・」


「空さんのことを?」


「・・・と、とにかくいきなり告白とか空君だって困るから!あなたの気持ちは空君には」


「私の気持ちを伝えて何が悪いんですか?告白にいきなりとかあるんですか?唐突なものこそが告白だと私は思いますけど。

そもそも気持ちを伝えずに高校生活を送るのは後悔の元、あなたはそんな気持ち無くても知らないです。

空さんはあなたのことをどう思っているのかにもよって少しなりとも変わるかもしれませんが私はあなたを中途半端な気持ちだと率直に思いますよ。

中途半端な気持ちで私の告白を邪魔する、どこかの言葉でそういう人は馬に蹴られて地獄に落ちろと言う言葉もありますよあなたはの現状はそういう感じですよ。

私にとっては・・・」


・・・・・なんなの、この人。訳も分からずに涙出でくるんだけど。


途中から話が聞こえなくなって涙を我慢するだけになってしまった。


こんな姿空君には見せたくなかったよ、自分に自信が無くなってきちゃった、やっぱり私なんて、私なんて・・・


「言い過ぎだろ、これ以上言う必要無いだろ」


空君が私以外に初めて自分の声を発した。相変わらず可愛い声だけど、いつもよりちょっと声が低かった気がする。


初めて空君の声を聞いた米田さんは少しだけ驚いた表示はしていたけどすぐに


「初めて声を聞きましたが・・・素敵な声ですね。女性らしくてとても男性の声とは思えません。その声だけを聞いていれば男性でも虜にしてしまいそうですね」


驚いてから空君を上げた!この人言葉の使い方上手すぎるでしょ。


「他人事だから言えるんだ。男の俺からしたらコンプレックス中のコンプレックスなんだ。

この声を褒められても正直嬉しくも無いし、損するだけ」


空君がちょっと怒ってる。声が出せない辛さを誰よりも分かってるから言えるんだね。


「コンプレックスは言い換えればその人の特徴でもあります。確かにその声を普通の人からしてみたら不思議かもしれません。

しかし社会などに出るにはそのコンプレックスではいけません。私と一緒にいればその声を嫌いではなく、むしろ自分の武器として背負うことが出来ます。

そちらの人とは違い私ならあなたを何倍にでも輝かせることが出来る自信があります」


「それは・・・間違いないけど」


聞いてる私も圧巻する程の話術、一回も詰まらずに噛まずにこんなこと言える?それも自信満々に。


言葉で勝てる気がしない・・・。


空君も揺らいでる。


どうしよ、このままだと空君がこの人と付き合うことに。


「まぁ元々人間よりも優れた存在ですから私は。その私と付き合うのは幸運に恵まれていると思いますが」


・・・ちょっと頭が理解出来ない言葉が出てきたけど、どういうこと?


人間よりも優れた存在って何?この人、人間じゃ無いの?


空君も困惑気味になってる。


「お二人共何故そのような顔に?名前に桃谷と白石が入っているので先輩にお姉さんがいらっしゃいますよね、それに私の姉もいます。知っているはずなので言いますが私は天界から来た天使、本名サンダルフォンといいます」


サン、ダル、フォン?米田 るんって名前は?天界の天使?・・・お姉ちゃんは知ってるってこと?


「ちょ、ちょっと待って米田さん」


「サンダルフォンで」


「一回お姉ちゃんに電話してもいい?ちょっと事実とか色々確認したいことがあるから」


「俺も姉に電話する」


「構いませんよ」


私はお姉ちゃんに電話をかけた。


数秒後電話に出たお姉ちゃんにあっちからもしもしと言う前にすぐに私が


「お姉ちゃんちょっと聞きたいことがあるんだけど」


あまりにも食い気味だった私に声でも分かるぐらいビックリしてたようで


「き、紀乃?何、私何か悪いことした?」


「あぁいやそんな悪いことしたとかじゃなくて、あのさ、天使って本当にいるの?」


「急にどうしたの?」


「いや、その、サンダルフォンさんから聞いたけど」


「サンちゃんが言ったの?」


サンちゃんってもうそんな間柄なの?


すると電話越しに誰かの声が聞こえてきた。


「何?誰と電電してんのー?」


「妹とだけどなんかサンちゃんが自分が天使だって明かしたって言ってるけど・・・」


「え!ご、ごめんちょっと貸して!」


恐らくお姉ちゃんから携帯を取り上げて


「あのさ!ちょっとサンに変わってくんない?ウチはサンの姉だからさ!」


この人のお姉さん?そう言えばお姉ちゃんの話にも出てきたような。


「は、はい」


私はサンダルフォンさんに携帯を渡した。


あっちが何を話しているのかは分からないけど怒ってるのは分かる。


「身内とか友達には私達の正体知ってる言ったから名前を打ち明けたけどそれがダメなの?」


ガミガミっ!


「そんなの知らないよ。お姉ちゃんの言い方が悪い。もう少し詳しく教えてくれないと」


ガミガミっ!


「まぁ二人にしか言ってないし拡散しなければ問題無いでしょ。天使の存在を」


すると私に携帯を返して通話は切れていた。


「私の話している所を見たら分かると思いますが私が天使なのはくれぐれも内密にお願いします。バレてしまったら色々と厄介なので」


本当に天使なんだ・・・でもいまいち信じられないんだよね。


空君も電話を終わらせて


「天使だってことはなんだかんだで分かった。姉さんも何一つ疑わずに普通に話してくれたから」


三人も証人がいるの・・・でも言ってるだけかもしれないし、皆がグルかもしれないし。


私はサンダルフォンさんにこう言ってみた。


「私はあなたが本物の天使だとは未だに信じられない。証拠見せて、天使である証拠を」


天使だって言って空君の気を引こうとしてるだけかもしれない。そんな嘘私は許さないから。


「あなたに見せる義理はありませんが信じてもらうならそうするしかありませんね。空さんのためです」


すると空気が変わって静かになった。


するとサンダルフォンさんの後ろから私が童話やアニメでしか見たことがない天使の翼が現実に出てるけど・・・


目を擦ってもある。本物ってこんな感じなんだ、なんか、間近で見たら触ったらすっごく気持ちよさそう。疲れが全部吹っ飛んでいきそう。


「分かりましたか、私が天使と言うことは。本来見せなくても分かることですが」


「いや分からないよ」


天使だとかなんだかんだあったけどこれ今告白の返事待ちなんだよね。


空君どうするんだろ。


「初めて天使の存在を知ったことで頭が混乱しているはずです。返事はまた後日で結構ですので。その時はしっかりとした答えを待っています、あなたが出した決断は私は失望させないことを祈ってます」


結局ここでは告白の返事を返さなかった空君。


その場から去ろうとしたサンダルフォンさんは私の横に来た時に耳元で


「見たところあなたも空さんのことを好いているようですね。友好的な関係をお持ちのようですが、恋愛になると話は違います。

恋敵になりますが負けるつもりは一切ありませんから、私があの人の心を掴みますから」


そう言い放って歩いていった。


あの人冷静に振舞ってるけど結構熱い一面もあるんだ。ちょっとだけ株が上がったかな。


二人だけになった私と空君。


無言もあれだし何か内容は・・・


「俺、初めて告られた」


「・・・え?」


「告白ってこんな気持ちになるなんて初めて知った。胸がこう熱くなって苦しくなるけど決して嫌な気持ちにならない。

告白されたのは人間じゃなくて天使だったけど、アオハルを感じたことが出来たのかな」


空君初めての告白だったんだ。顔立ちも整ってるしスポーツ万能で優しいから告白されてるものかなって勝手に考えてたけど。


でも、間違いなく今意気地ないのは私の方。すぐに告白出来るあの人は正直凄いよ。


私には出来ない・・・過去に失敗した経験はすぐに告白しちゃダメだった。でも今回は違う、友達になってからするって決めてた。


だから、もういいかな。これ以上は私に毒だから。


「空君・・・聞いてもらいたいことがあるの」


意をけしてこんどこそ自分の想いを伝えることにした。


「どうしたの?」


緊張とドキドキが止まらない。今にも逃げ出したくなる今にも誰かに助けを求めたい。


でもそれじゃダメ、ちゃんとした言葉で伝えるの!


「私、空君の事を・・・」


「紀乃ーー!どうなってるの!?」


綾芽先輩!このタイミングで入ってくるの!?


「あれ紀乃と桃谷君だけ?告白した子は?」


「もうどっか行きましたよ」


「桃谷君返事は返したの?」


空君は首を振った。


「どうして?」


「こっちにも色々ありましたから」


「ふぅんまぁいいや。さぁ練習練習」


結局綾芽先輩に邪魔されただけ。まぁここで告白はやめろって神様が言ったのかな。


焦んなくても大丈夫。まだチャンスはあるから。


「空君行こ・・・空君?」


空君は俯いて一切動こうとしなかった。


どうしたのって聞こうとしたらいきなり


「綾芽さん!」


初めて綾芽先輩に声を出した。いきなりすぎて私は反応出来なかった。


それは綾芽先輩を同じで急すぎる可愛らしい声の持ち主の空君に


「桃谷君、そういう声してるの?」


驚いてる私達に何も言わずに綾芽先輩の前に立った。


「空君?」


少し沈黙が続いた後・・・空君は言葉を喋った。


「・・・俺、綾芽先輩をずっと想ってました。好きなんです、綾芽先輩の事を」


・・・人生で初めて告白の現場を連続して見た。



とりあえずここまでにしておきます。


こんなことになるなんて予想もしてなかった。


次回どうなるのか果たして。


もう分からなくなっては来てるけどね。

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