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人口調整

混乱は日に日に増すばかりであった

政府機関は戒厳令を連発しながら麻痺していった

2月が経ったとき、自衛隊がクーデターを起こした


テレビ画面に勲章を沢山付けた男が現れた

自らを「救国大総統」と名乗った

彼は「人口調整」を行うと述べた


1月も経たずして()れは始まった

まず、障害者や高齢者が、「日本の役に立たない」ので殺された

自衛隊員たちは家々をまわった


「お宅に障害者、高齢者はいませんかー」


見つけ次第、撃ち殺した、多くの人がこれに協力した


「お宅に引きこもりはいませんかー」


見つけ次第、撃ち殺した、多くの人がこれに協力した


「お宅に無能はいませんかー」


見つけ次第、撃ち殺した、多くの人がこれに協力した


「お宅にポンコツ・チビ・アバズレ・ごく潰しはいませんかー」


見つけ次第、撃ち殺した、多くの人がこれに協力した


やがて自衛隊員はだんだん雑になっていった

彼らはそのへんの人をとりあえず殺した


そこら中に死体が転がっていた、蛆が波打っていた

蠅は黒く(うごめ)いていた、羽音は「ブーンッブーンッブーンッブーンッ」と


「ブーンッブーンッブーンッブーンッブーンッブーンッブーンッブーンッ」

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