『RPGパラレル・パラドックス』 AFTER TALK ~出演者座談会~ その4
司会
「ユキノさんの厳しい目にタジタジの崇さんですが、彩乃さんとの絡みはどうでしたか?」
崇
「えー、ここで言うんですか? 今、ユキノ、ヤバいっすよ」
ユキノ
「あら、私はなんともないわよ。思ってること、言いなさいよ。どっちにしても私が彩乃に言わせたんだから、結局は私に対する気持ちってこと。何も問題ないわ」
崇
「言いにくなぁ。(苦笑) まぁ、でも彩乃には感謝してます。『終止符』の詩をくれたから、俺も前を向けたんで」
彩乃
「それは、私のセリフ。崇君がラスサビ足してくれたから私も前を向けたんです」
司会
「ユキノさんの前で聞くのも、ちょっとためらわれますが、交差点での二年越しのキスシーンはどうでしたか?」
崇
「いやぁ、良かったですって言うのも変だし、言葉にしにくいですね」
彩乃
「私は嬉しかったですよ。だって二年間、ずっと悶々としてましたから」
司会
「よく、二年も辛抱されましたね?」
彩乃
「だって、やっぱり『終止符』の崇君を信じたかったんで」
崇
「そうなんだ。それならもっと早くそう言ってくれればいいのに」
彩乃
「そんなの、私が言えないでしょ。崇君が気づいてくれるのを待つのが私なのよ」
崇
「まぁ、そうだね。その方が彩乃らしい」
ヨウコ
「ちょっと、ちょっと。私とみゆきの前で、よくもまぁ、抜け抜けとイチャつけますね」
彩乃
「だって、ねー、崇君」
崇
「ねー、彩乃」
ヨウコ
「わ、バカップル! みゆき、慰謝料請求しよ!」
みゆき
「ほんと。やってられないわ」
ヨウコ
「あれ、ユキノ、どうしたの?」
ユキノ
「……なんか、腹立つ」
ヨウコ「嫉妬?」
ユキノ「違う。……違わないけど、それだけじゃないの」
ヨウコ
「え? でも、自分が彩乃に言わせたセリフだから問題ないって……」
ユキノ
「セリフは問題ない。でも、今のは完全に私と関係ないところのセリフよね? 崇、後でウラで話そうか」
崇
「わ、しんTAKAさん、助けて」
しんTAKA
「いや、無理。こうなったユキノはヨウコより手強い。絶対ムリ!」
彩乃
「ユキノさん、そんな怖い顔しないで。私はあなたがプレイしてくれたから崇君と幸せになれたの。あなたは私ができなかった告白を私に教えてくれた。崇君との未来を与えてくれた大切な人です」
ユキノ
「だからイライラするのよ。彩乃という完璧な崇の恋人を創ってしまったせいで、自分の存在価値があるのか、ずっと疑問に思うようになって、いまだに納得できていないの」
ヨウコ
「意外ね。ユキノ、そんな素ぶり見せなかったじゃない」
しんTAKA
「俺は知ってたよ。ユキノから相談があったから」
崇
「そうなんですか?」
しんTAKA
「うん。でも、あの時は横に崇いるよって言ったら納得した」
ユキノ
「そう。納得した……はずだった。でも、ここの崇は私を見てない。やっぱりおかしくなりそう」
彩乃
「心配しないで。私はこの先、あなたの邪魔はしない。崇君とはもう一緒にはいられなくなる。だって、それがこの立体的に交差した物語の未来だから。あなたは必ず、未来の崇君と出会うから」
ユキノ
「彩乃がそう言うなら、信じる。というか、現に私、崇の奥さんだもんね。何も怖がる必要はないのよね」
彩乃
「そういうこと。だから安心して」
崇
「しんTAKAさんがややこしい物語創るからこんなことになるんですよ」
みゆき
「そうよ、しんTAKAさんのせいよ」
ヨウコ
「しんTAKAが悪い」
しんTAKA
「えー、最後はみんなで俺の批判? 勘弁してくれ〜」
司会
「ハイハイ、まとまりがなくなってきましたが、時間が来たようですので、今回の座談会はここまで。みなさん、また機会があったらお会いしましょう」
しんTAKA
「ちょっと待って。こんなところで終わったら…… わ!ヨウコ、やめろ。またズボン脱がそうとするな〜」
FIN




