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公爵家の長男坊は皆から愛されている。  作者: 雪将
第四章     後編
372/372

259 258の続き


 村長宅に集まり、ことのあらましを説明し現在俺は綴りを持って書類を作成する。

 伝令の編成を進め、伝令に出るものには休憩させるように伝えている。

 ちなみに手紙は2通出す。

 一通はオルタイシの義叔父上へ、もう一通はエルハルム父(母に届け)へ届け、である。

 俺はざっくりとしたあらましと、近隣の国の行動もしくは国家への敵対組織・派閥の情報を探るようにと案件も書いて手紙を作った。

 

「すまない、お前たちにはしっかり休ませてから送らせてやりたかったが、頼む」

「「「「「「はっ!」」」」」」

 それぞれの方向にエルハルムの長にヒアキを、オルタイシの長にシグナルとほか2名ずつ出す。

 騎乗して彼らの背中を見つめた後、俺は残っている者たちに食事をとるように指示を出し、次の行うことの支持をだして、蹴っ躓いた。

「若」

「リカルド様!」

「大丈夫ですか!!」

 近くにいた騎士たちが俺に駆け寄ってくる。

「ああ、大丈夫だ。ちょっと足元を見忘れちまった。まだ、やることもある。地面眺めて休むわけにはいかんよ」

 っと、立ちあがり心配してくれた者たちに感謝を伝えて歩き出した。

 背に感じる騎士たちの意識が引き締められたと考えたい。まぁ、そのあとキビキビ動いてくれたから助かったよ。

 なんせ小さな子供の俺が歯を食いしばってるのに緩んでいられないからな。




(アスト)

「もしかして……」

 騎士たちの士気を上げるためにワザとふら付き、みたいな驚愕の顔。ここまでやるのかって、そんな顔していたが、

「いやいや、マジで足に来てたんだよ。男の意地で、指揮官としてマジ歯を食いしばったんだよ。眠かったんだあんときマジで、でも川でピラルーを見たら速やかに排除が鉄則なんだよ!」

 流石に何時だって人を引き付けるための行動ばかりしてるわけではない、いやマジで。

 その間ものんきな学者たちが談笑する。

「ピラルーって、あの淡水魚だよな??」学者1

「だろうなぁ」学者2

「俺、あの魚の一夜干しが好きだ!」学者3

「あー、俺は塩漬けしてしっかり乾物化させてから野菜と混ぜたのが好きだな」学者2

「ピラルーってそんなうまいか? 俺は魚より肉がいい」学者1

「「いやいや、ピラルー食わないのはもったいねーって」」学者2と3

 に、ピラルーがおいしいことを言っている連中が頷いていて、そこに、ルーファス(大公)が学者たちに「ピラルーっていう魔魚、そんなにおいしいのか?」と聞いていた。

 貴族で金持ちではピラルーという庶民が食べる魚は普段大公の口に入らないのか、興味が引かれているみたいだった。

 みんながワイワイしているようで、書物を読む雰囲気出なかったためか、俺は学者たちに言った。

「お前ら、少し早いが昼にして来い。

 ルーファスについてる護衛の騎士とメイドたちには今日分の昼食(ルーファスと学者たちの)はそいつらに食わせろ。そのまま、休憩にしてやれ。

 そいつらの護衛分は俺の分身をつける。

 ルーファスに庶民の食べるピラルーを出す店に案内してやってくれ」

 現代貨幣を持った俺の分身が床から現れて促しだした。

 後の話だがルーファスは初めてのピラルーの専門店という様々な食べ方を出してくれる店に行き、食べて感動し仕事終わりに速やかに城に帰りコック長に1か月一回食べたい。特に一夜干しと言っていたのだった。




 ちなみに騎士たちもピラルーについての危険度の認識は低かった。




(あっ、そうそう)

「アスト、お前 後で話があるから仕事終わり残るように」

「えっ!!!」

 地獄に突き落とされた人が一人できた。

 やったこと? 魔力が切れると眠くなるを体現させてあげた。

 あまり魔法を使ったことのない奴は、珍しくやると眠くなることが多いからわかるだろう。俺がワザとなのかどうかを。




 なので何が危険か教えて上げた。

 ピラルーの生態について、ピラルーは基本的に集団で幼少期は活動する。自分たち以外の両生生物を捕食して大きくなる。

 だが、食べるものがなくなると共食いする。

 ちなみに大喰らいで、その川の一つの種を滅ぼすことがある。

 大体は一つの種が滅びる前に熊や狼、鳥系の魔物に食われて自然界の秩序が成り立つが、今回みたいなスタンピードの場合、熊や狼などは巻き込まれないためにどこかに逃げている。戻ってくるまでに2週間から1か月かかる。

 問題はここにある。

 ピラルーは、魚状態では第3フェーズである。

 次の進化形態がピラルグーになる。こいつは後ろヒレに足が生える。

 足が生えてから1週間で完全な足が出き、足が出来た後前側から足が生え始め、こちらも1週間で前足が生えて、陸に上がる。

 そして、その時の大きさは1m50cmになっており、陸上の生き物をなんでもいいので一匹以上食べると次の進化をする。

 ここでモンスターレベルがℂ-になる。そこからの進化の派生を伝える。

 母が冒険者をしていた時に調べらたり、実験して確認した話であり、俺も寝物語聞いたりした話だし、一緒に冒険に出た時に見つけて急いで討伐していた記憶もある。

・【フェーズ1~4前半は魚】

 第一=ピン(5cm)孵化しない卵や共食い・他生物を食って大きくなる。E

第二=ピール(12~20cm)ほかの生き物を捕食か共食い。       E

 第三=ピラルー(50~80cm)他生物か共食い。            D

 第四=ピラルグー(70~1m)同。個体によっては水魔法を放ち始める。 D+


・【フェーズ4後半~7 陸生 四足歩行】

 第四=ピラルグー(1~1.2m)両生。水と土の魔法を打つ個体が出る。 ℂ‐

 第五=偽森陸竜(1.5m前後)

 両生。 普通に水と土の魔法を打つ、肉食。森から岩場が生息地。B+

 第六=偽岩竜 (1.5=3m)両生。 同  岩場から山が住処。 A+

 第七‐1=岩竜(3m以上) 両生。 同と鉱物  同と洞窟。 AA

 第七‐2=サラマンダー(2以上)。

  陸と溶岩の中。 鉱物や溶岩、 火山や洞窟。 S-


 これを伝えると引きつった顔をするやつや楽観視している奴がいるから、森に熊や狼がいないことを伝えて、魚の大きさと数からして、放っておいたら数匹は確実に偽森陸竜になることを伝えると最初は冗談と見ていたが俺は小さくため息を吐き一瞥して歩き出す。信じないなら別にいい俺一人でやる。体でお前らには失望したというように表すといつもの連中以外が顔色を変えてついてきた。きっと今頃罪悪感を覚えているのだろう。

 俺たちはこれから王都に行かないといけない。でも優先度は高いが無事に届けることが第一であり、届けるまで余裕はある。

 危険度的にはピラルーの放置の方が問題があるのとピラルーは美味い! 持ってきた藻塩で塩漬けし干物にすれば、煮て良し、焼いて良し、保存食良し! 良っしっぃ!!(じゅるり$!)

 それに母直伝の干し物は売れる$$。

 一石3鳥である。

 無表情、無言の圧は怖いんだよな~、まぁ、付き合えよ。どう転んでも民のためになる。

 心の中で、後で小遣いやる(オルタイシで売った金で)から付き合えよ。待ってろよ! 未来の金づる!!




(ある学者)

「ひでぇ! 人の心を弄ぶ悪魔がいるというが初代様のことか!?」

 思わず口に出てしまったような学者が急いで口を自身で塞ぐ。

「虚実というのを知っているかね」

 それに対して俺は腕組んでいるしたり顔の一人と、床からそっと現れ笑顔の俺がその学者の肩に手を置いて満面な笑顔である。

「んんぎゃぁぁぁあぁああああぁぁあぁ!!! 魔力がぁぁぁぁあああああああああああああぁっぁっっっっ♡!」

 ♡! じゃねーと思いながらペナルティを行使している間に両膝をついて絶望しているアストのフォローをしているボランが手を上げる。

「初代様、人でいるの? (魔法あるのに!?)」

「この時はこれ以上の魔力消費したくなかったんだよ。後出来るなら川べりでピラルーの腹を裁くのに人手が欲しかったのが理由だわ」

「あっ」

 正直に答えると、そういえばと本を見返して、「あー、マジできつかったんですね。これ」、「まぁーなぁー…アストはそのキツサがわからないみたいだから、夜魔力を全部出す訓練の予定なんだ。大人でもめったに魔力を使わなかったり使用したことない奴は魔力全空にした後どのくらい眠くなるのかを体験させる予定だ、頑張ろうな、アスト!(絶対逃がさない笑顔)」

 「………」死んだ目をこっちに向けつつ淡い期待(辛さは解るので勘弁です)が少しある目をこちらに向けてくるが、俺は無言で首を振りアストは地面ともう一度にらめっこを始めたのだった。


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