第四十七回
即興詩 じょうろ
なんだかんだで休みの日も用事でつぶれるし
平日は平日で自由な時間も少ないし
友達もおらず
恋人もいない
あれ
俺ってなんのために生きてるんだっけ
ときどき
そんなふうに自問している
生活が追いかけて来ます
死ぬまで終らない鬼ごっこ
泣く子はいねえか
泣く子はいねえか
それはナマハゲだバカタレ
ポン引きもドン引きの不毛さ
航海する海と
後悔するウニ
こんなに海藻を食い尽くしたら
磯焼けが起こって自分で自分の居場所をなくす
居場所か
そう言えば俺には無かったな
母親には殴られるしね
おっと
また暗い話になりそうだ
どのくらい
Do you wanna cry?
泣く子はいねえか
泣く子はいねえか
ここにいる
俺の胸の中に
傷ついたままの子供がいつまでも泣きやまない
俺はその海に小舟を浮かべたい
その子供が乗れる救命ボートを
航海する海
後悔するウニ
トゲを脱ぎ捨てたら誰かが抱きしめてくれるのだろうか
食い物にされるだけかもしれないな
皿の上の軍艦
かえって武装解除
空に架かる虹
架空のもうけ話はいつだって七色に輝いて見える
人間不信のくせにころっとだまされる俺だから
罠だらけのこの世界を歩くのが難しい
それはきっと信頼や愛を求めているから?
渇ききった旅人は蜃気楼にだまされる
I love youと書かれたキャンディーを用意すれば
傷ついた子供は簡単に釣られる
心の中に築いた檻は
守るためのものだった
鉄格子を通して見る夜空はきれいかい?
You are still cry.
スチールとスティルで韻を踏んだつもり
じょうろで慈雨を降らせよう
傘を持たない子どものために




