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結論

レイは今までの出来事を思い返し、

そして、ひとつの結論にたどり着いた。


それを確かめるために、

迷わず Bクラスの扉を開けた。


教室が静寂に支配される、

生徒たちの視線が一斉にレイへと向けられる。

教師が、怪訝そうに目を細めた。


「レイさん? 今頃来ても、出席にはなりません「そんなものに興味はない。」


レイは短く言い放ち、

真正面から、エリスを見据えた。




「エリス、ちょっと用がある。」




クラスの空気が一瞬凍る。

そして――


「おい! レイ! どういうことだよ!!」

ユウトが立ち上がり、驚いた声を上げる。

「急にどうしたんだレイ、冷静になれ。」

ミナトが制するように言うが、レイは一切動じなかった。

「からかったこと怒ってんの? 謝るからさー」

アオバが苦笑いしながら言う。

ナナミも困ったように肩をすくめる。

「そんなに怒んないでよ〜。大げさだって。」


だが――

エリスだけは、違った。


まるで すべてを見透かしたように、微笑みながら席を立つ。



「わかった、行こうか。」



そのままクラスを見渡し、朗らかに手を振った。



「騒ぎになっちゃってごめーん! ちょっとレイに告白されてくるわー!!」



教室がどっとざわつく。

レイが反論しようとした瞬間――


エリスが、レイの手を引いて歩き出した。

「おい!? どこに行くんだ!!」

レイは焦って抵抗しようとするが、エリスは止まらない。



「黙ってついてきて。」



授業中のせいか、廊下には誰もいない。

ただ、足音だけが響く。

階段を上がり、

最後の扉の前に立つ。


「ここは……」


レイがつぶやく。

エリスは静かに扉へと手を伸ばす。




屋上へと繋がる扉が――開いていた。




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