EP11 攻撃アイテム作り
「攻撃アイテムが欲しい!」
「どうした急に」
俺は現在、攻撃可能なアイテムがない。
そう嘆いていたら一家のクソガキこと、ニックがツッコミを入れてきた。
「もうすぐ武闘会があってな。そこで戦うためのアイテムが無いんだ」
「へえ。じゃあ作ればいいじゃねぇか」
「金がない」
そう、作れば良いと考えたのだが素材を買う金が無い。
だから、全力で今は魔水晶を作っている。これ全部あいつの店に卸す予定だ。
卸してもすぐに金にならんだろと思っただろう。
俺も今そう思った。という訳でこの魔水晶は攻撃アイテムの制作に使うことにした。
そもそも、魔水晶だけあっても何にするか決まっていないじゃないか。
とりあえず攻撃する手段でも考えるか。自分が直接攻撃するのを除くが。
*
なんとなくでリストアップしてみた。
魔水晶に魔術を付与してそれを投擲する。
武器を投擲する。
なんやかんやして人工生命体を作って攻撃してもらう。
現在出てきた案はこの3つだが、最後のホムンクルスのやつはほぼ不可能だ。技術が無いから。
魔水晶に魔術を付与する案はなかなか良いと思う。魔術スキルがひとつもないけど。くそう。なんで最初に魔術スキルを取得しなかったんだ俺は。
だが、魔術スキルはあとから取得することも可能だ。メイも取得してたし。
武器の投擲はどうだろう。俺は自主的に武器の使用を禁じているため、多分これはアウトだと思う。
とすると魔水晶に付与するやつで決定だな。スキルを取得しに行こう。
取得条件知らんけど。
*
裏庭に出た。ここで取得しておくと良さそうな火魔術の取得条件を探そう。
ひとまず、火で連想してみる。
火と言えば...火事、熱源、ランプ...
ダメだな。それっぽいのが出てこない。
思い切って火の中に入ってみるか。ダメだったら次だ。考えられる限りの事をやろう。
という訳で、炭を周りに置いて、着火。
火は初めは小さかったが、風が吹いてきたおかげでみるみるうちに大きくなっていった。
ごうごうと燃える火を眺めて気付いたらデスしていた。
《新しいスキルを取得しました》
システムメッセージが来たので、ステータスを開く。
名前:サキ
性別:男?
lv.4
体力:80
魔力:80
筋力:40(-10)=30
敏捷:75
防御:5(-10)=-5
知力:220(+40)=260
所持スキル
錬金術lv10
・上位変換
・下位変換
・等価交換
・合成
・強化
鍛治lv10
魔術付与lv10
火魔術lv1
・ファイヤーボール
所持スキルポイント:13
称号
性別詐欺
良かった。ちゃんと火魔術を取得出来ていた。これで魔術付与を1人で実行できるようになった。
今はまだファイヤーボールだけしか使えないのか。
スキルレベルを10まで上げると、システムメッセージが来た。
《ファイヤーアローが使用可能になりました》
《ファイヤーサークルが使用可能になりました》
《ファイヤーエクスプロージョンが使用可能になりました》
一気に3つも使用可能になった。でも、自分は使わない。アイテムに付与して使う。
さて、スキルの取得もしたし、いつもの地下室に戻ろう。
サキは基本的に攻略サイトを見ません。




