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生産職の戦闘狂(打ち切り)  作者: deftmikan
第一回イベント
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12/41

EP10 イベント告知

昼過ぎにゲームにログインすると、ピンポーンと、どこからともなく音が鳴る。

メニューを開けるとメッセージボックスに通知が来ていた。要約した内容は以下の通り。


―――――――――――――――――――――


現実時間で3週間後に第一回イベント《猛者たちの舞踏会(武闘会)》を開催。


バトルロワイヤル形式のイベント。


参加者を最も多く倒したプレイヤーが優勝者。


順位に応じて報酬が豪華になっていく。


―――――――――――――――――――――


といった感じだ。

こりゃ、もっと設備の購入を急がねばな。

とりあえず、魔道具用に魔水晶をできるだけ多く作ることにしよう。

そうと決まれば、早速作りに向かおう。




*




地下の工房に着くと、異変に気がついた。

火が消えていた。

原因は少し考えればわかる。一酸化炭素とか二酸化炭素とかのせいだ。

朝も昼も夜も火を点けっぱなしにしてたししょうがないだろう。しかも地下室という密室だし。

変なところは現実的なんだよな。このゲームは。

それより、対策を考えよう。

換気扇でも買うか? いや、そんなのが売ってる訳もない。自作するしかないだろう。

原理はどうするか? 風魔術を付与して空気を循環させよう。

しかし、肝心の付与するための設備が無い。ジョーンは設備が来るまで一週間かかると言っていた。

一週間、何もせずに待つしか無いのか...




*




一週間が経過した。

何もせずに待つのは退屈で仕方がなかった。

しかし、魔水晶の素材となる魔石はたくさん集まった。懐は随分寂しくなったが。

そして、魔術付与をするための設備が届いた。

設備というか道具だな。筆とか彫刻刀とか鉛筆とかあったが、今回はペンを選択した。

使い方としては、ペンにインクと魔水晶をセットして、魔法陣を描くだけ。

あと魔水晶を魔力供給用の電池として活用することで魔術具は作動する。

魔水晶はあくまでも乾電池のようなものなので、魔水晶の部分だけ取り外し可能にする必要がある。

それでは、魔術具の製作を開始する。




*




完成した。

あのあと、地下室と地上までの管を作ったり、なぜか魔術具が爆発したりして作業は難航したが、幽霊一家がポルターガイストを起こしてくれたおかげで作業を円滑に進めることができた。

報酬は後日支払う予定。


早速魔術具を起動する。

しかし、何か起こるわけでもない。

そりゃそうだ。風を起こすだけなんだから。

地上から火のついた松明を待ってきて、ランプに火をつけた。

ついでにランプの燃料に使用していた炭を取り換える。火が消えた原因は燃料が尽きたということが判明した瞬間だった。

次からは確認をしよう。うん...


発動すると魔術が出てくるのが魔術具

発動すると基となった道具が強化されたりするのは魔道具


魔術具や魔道具を作るには、付与する魔術のスキルを覚えてないとできません。

自分が持っておらず、他者が持っていた場合、その人にに魔法を発動する途中で魔術付与を発動すると付与できます。

その分、魔法を発動した人の消費する魔力量は三倍、筆やペンにセットされた魔水晶の魔力の消費量も三倍となります。


そのため、風の魔術具が作成できたのはサキが一週間何もできていなかった間にでメイが風魔術のスキルを獲得していたおかげです。

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