表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
信兼記  作者: でぐお
1/11

序幕

戦国。


主に明応の政変から関ヶ原の戦いの頃までを指すこの時代は、日本史上でも最も多くの英傑が現れた時代だといわれている。


百姓の身分から立身出世を繰り返し、天下人にまでなった豊臣秀吉。


人質や臣従という辛い日々を長年耐え抜き、二百年続く徳川幕府を創始した徳川家康。


室町幕府の一御家人ながら、権謀を駆使して後北条家の礎となった北条早雲。


生まれてくるのが早ければ、天下にも手が届いたといわれる伊達政宗。


戦場で無類の強さを示し、軍神と畏怖された上杉謙信。


風林火山。戦国最強と謳われた武田軍を率いた武田信玄。


謀略を駆使して一国人から大大名に成り上がった毛利元就。


一介の商人から親子二代で一国の主となった斎藤道三。


西洋商人に日本の副王とまで呼ばれるほどの権勢を誇った三好長慶。


そして戦国の革命児であり、明智光秀に討たれなければ日本の歴史そのものが変わったといわれるほどの重要人物である織田信長。



まあ秀吉、家康、信長の三英傑ぐらいはさすがに誰でも名前を聞いたことがあるだろう。


さて、そこで問題なのだが、これらの歴史上の人物の話を始めて聞いたとき、

「この人は男の人です」

とか

「この武将は男性です」

なんていう説明文がくっついていただろうか?


少なくとも俺にはそんな経験はなかった。

名前が如何にもな女性名であったりしない限り、歴史上の人物は全員基本的には男性を思い浮かべていた。

これは歴史の表舞台に立っていた人々の多くが男性であったという経験に基づき、特に説明されない限り男性なのだろうと認識する自然な推測だ。




要するに何が言いたいのかと言うと、



みんな



信長が女って言って信じるか?



何を馬鹿なことを鼻で笑われるのかもしれないが、俺は大真面目だ。

少なくとも、今、俺が生きているこの世界、この時代に居る織田信長は女なのだ。


呆れるな。ホントだ。間違いないのだ。

なんせ俺の実の姉なのだから。






姉の名は織田吉法師。後の織田信長だ。



そして俺の名は織田三十郎。



織田信長の弟である織田…誰なんだろ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ