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KaNaTaの短編集  作者: KaNaTa
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夢見る心

トクン、トクンと今日も高らかに打ち鳴らす。


聴診器越しのコミュニケーション。

あの日交わした言葉の先は、声の形を取らずに続く。


何度も枯れたサネカズラだけが、ボクらの停滞を否定する。


背中の特等席をランドセルから、奪ったままで。

命の水平線は、今日も正しく、波を打つ。


こんなんじゃダメだと顔を洗って気を取り直す。


排水口にボコボコと音を立てて吸い込まれるのが目に入って、なんとなくボクに似てるな、なんて。


ぽたりといくつか零れて落ちたのは、多分、顔を洗ったからで。

サネカズラに叶わぬ願いを託し続けるのは、きっと間違っていて。


それを選んだのは、自分自身なワケで。


そんなボクを笑うみたいに

呼ぶはずのない声が、病室に、木霊した。

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