334.ストーンヘンジでの攻防戦⑧
およそ300名であったこちらは、半分くらいにまで減っています。
400数だった天使達も似たようなものです。
こうしたなか、“エンキ”が[エクスカリバー]で、“エンリル”は【ヒール】で、傷を癒しました。
そんな“双神”を、
「しぶといねぇ~ッ。」
「これまで倒してきたボスたちよりも!」
“アケミさん”が厄介がります。
ちなみに、[勇者さんパーティー]は、私達と大分県で別れたあと、長崎県に辿り着き、オーストラリア大陸に渡ったそうです。
こここら、南アメリカ大陸へと移り、北アメリカ大陸に入って、ヨーロッパ大陸に来たのだとか。
[船]や[飛行機]に[転移の宝玉・改]を使って。
そのため、〝幾つかの国でボスキャラと戦った〟とのことでした。
あしからず。
何はともあれ…。
聡真くんが、
「〝雷系をヒットさせてから猛攻を仕掛ける〟というのを何度か繰り返してはいるけど、決定打がないね。」
「やはり僕らも前線に出よう。」
こう述べました。
そのため、
「アケミさん!!」
「進みます!」
声をかける私です。
[最神家イトコーズ]が歩きだしたのもあってか、
「了解した!!」
このように応じてくださる勇者さんでした。
そうして、天使たちとバトルを繰り広げつつ、エンリルに向かっていきます。
我々はもとより、アケミさんがたも。
ここへ、エンリルが〝直径4M〟の【ホワイトビーム】を飛ばしてきました。
いち早く気づいた勇者さんが、
「エクスプロージョンッボォ―ルッ!」
左手から〝直径3M〟といった【爆発の玉】を放ちます。
大きさは月媛ちゃんのと同じです。
おさらいとして、アケミさんは【攻撃と回復の魔法】も備えています。
【毒・混乱・麻痺】や【閃光・恩恵】などは扱えません。
[勇者の設定]がそうなっているため。
まぁ、なんにせよ。
ぶつかり合ったこれらによって爆音と熱風が起き、周囲が一時的に止まるなか、
「影分身!!」
計4人となった私は、
「雷遁の術!」
一斉に飛ばします。
全部で12発の悉くが当たって痺れたエンリルは、両膝を地面に着きました。
「おお!!」
「分身を三体も出せるなんて、凄いじゃないか!」
「コトハくん☆☆」
瞳を輝かせるアケミさんなどに、
「どうも、ありがとうございます。」
いささか照れる私です。
それはおいといて。
再び天使達と戦いつつ、エンリルへと近づいてゆく[日本人チーム]でした―。




