2 ファーストコンタクト
お待たせしました!2話目の投稿です。少し短くなってしまいましたがご了承ください。
2026年、僕らが住む地球は大国同士の大きな戦争は無かったものの、小国の支援を受けた集団、あるいは多数の小国によって結成された小国連合国軍(SCAa)によるテロ行為、あるいは小さな戦争が起こるようになった。これらの目的は力をつけすぎた日本、ドイツ、アメリカの3国を牽制、威嚇のために起こされたものだった。日本、ドイツ、アメリカの3国は大国というだけあって、これらの行為を放置してはいなかった。2030年にこれら3国で結成された日独米三国連合国軍(JGATaF)を結成し独自のJGA憲章を作成、日独米三国防共協定を結び対抗していた。
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2 ファーストコンタクト
公命歴2050年12月7日
首相官邸
この日、日本首相官邸では日独米3カ国官僚による今後のSCAaの対処についての会談が行われていた。会談も終盤に差し掛かり、もうまもなく解散となろうとしたその瞬間!各国の官僚たちから緊急地震速報を知らせるアラームが鳴りだした。これには全員驚いたが、すぐ机の下に避難した。アラームが鳴って数秒後に物凄い下からの衝撃の後、大きな揺れが日本全体を襲った。
日本首相官邸
「宮本総理!大丈夫ですか!?」
そう声をかけるのは私の補佐官だ。
「私は大丈夫だ・・・ それよりドイツ・アメリカの方達は?」
「すでに政府のVIP用の避難シェルターに移動されました。宇宙航空気象観測機構(Jawom)の発表によると、再度地震が起きることはないということです。」
「そうか・・・ 各省庁・機構と連携し、早期復旧・現状報告を急げ!」
「了解しました!」
12月7日
日本首相官邸にて
首相官邸では、各省庁・機構の代表者による現状報告が行われていた。
「では、何かあるところから順番に発表を。」
「では外交省から。現状様々な国との連絡、我が国の衛星・海底ケーブルからの連絡も途絶しました。また、海外の大使館・間諜とも連絡がつかない状況です。このことで、機械の故障ではないことが分かっています。」
この発表で会議の場は騒然となった。外交省の発表は続く。
「しかしドイツ・アメリカのみ連絡がつく状況で、あちら側も同じ状況になっているということです。」
この発表は閣僚を悩ませた。今までこんなことが起こったことは一度もないのだ。
「とりあえず、全ての情報を聞いてから判断するのがいいだろう。」
と総理が言い、会議は再開される。
「次に国防省から。こちらも日本・ドイツ・アメリカ以外の国の宇宙空間を飛んでいた軍事衛星などからの連絡、日本・ドイツ・アメリカ領空以外を飛んでいた航空機とも連絡が途絶しました。応答があった航空機を日本国内の最寄りの空港に着陸させるよう命令を出しました。」
「こちらも同じことが起こっているのか・・・」
と総理が言う。
「あと、一つ不可解なことがあるのですが日本の地球観測衛星が日本の北側と南側、日本から目視可能な近さのところにドイツとアメリカの大きさと一致する国が存在することを発見しました。また、日本近海警備隊(JNG)がその国とも連絡を取り北側がドイツ、南側がアメリカであることが分かりました。」
この報告には全員声も出なかった。
「すでに、日本の西と東側には連絡偵察機RL-2改をだし、探索をさせています」
「国防省は何か新しい情報があればすぐに連絡をお願いします。」
「宇宙航空気象観測機構からも重大な報告が。星図が変わっています。われわれは地球ではないどこかの世界にいます。」
この発言は官僚たちを驚愕させるのには十分すぎた。総理のその一人だった。
「それは本当のことなのかね?」
「はい。これは確実に言えることです。地球とは少しですが一致しているものもありますが、ほぼすべてが違っています。これは地球以外のところにいるとしか考えられません。」
さらにこのことを裏付ける情報が入ってきた。
「総理!東に向かわせた連絡偵察機が約1800kmのところにアフリカ大陸並みの大きさの大陸を発見しました!また、その新大陸には国家も存在しているようです。」
「よし!ドイツ・アメリカに連絡!3カ国合同の使節護衛艦隊を編成。新大陸の国家とコンタクトをとる!」
この連絡偵察機によるこちらの世界に来て初めての新大陸発見が今後に大きく関わることになる。
オルタ・マルタ王国との会談と、連絡偵察機の詳しい様子は次回書く予定です。しばらくお待ちください。
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