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夜の初決闘とやるべきこと

…戦闘シーンが苦手です。

夜ーー俺は、何となく目が覚めた、もう一度眠ろうとしても目が冴えて眠れない。

仕方ないので夜空でも見ようかなと思い静寂が訪れた深夜の廊下を歩く。

窓から見える月明かりを見ながら、こういう所は地球と変わらないんだなと思っていたのだが

「……夜分に失礼」

と、いきなり声をかけられた。気配察知は常に発動させている為普通ならわかる筈だ。そう普通なら。

俺はその場を跳びのき、即座に警戒する。相手が誰もであろうとレベル1の俺にはハナっから勝ち目は無い。いつでも逃げられる様に構えていたが。

「……そこまで警戒されるとはな、驚いた。」


再び声をかけてきたその人物はーーークロウ・レヴァテイン。黒い甲冑をその身に纏った王国騎士団の副団長様だった…様は余計か。


俺達が勇者召喚された時に部屋の入り口を守護した内の1人。ちなみにもう1人は団長で聖騎士と呼ばれている…今はどうでもいい事だ。


「何で副団長さんが此処に?」


素朴な疑問だった、副団長の立場である彼が見回り何てしているわけがない。そう思って聞いたのだが、その返答は意外なものだった。


「……君に個人的に用があって来たんだ。寝ていたら日を改めるつもりだったが、運が良かった。」


「……は?俺に?いやいや、訓練にも参加していない俺に一体何のようですか?」


言葉を交わす事すら今初めてなのに個人的な用事とは一体何なのか。続けて疑問を口にしようとー


ーーーヒュン、「……今のはワザと止めた」


……現状が理解出来ない、何故なら今俺の目の前には副団長が寸前で止めた漆黒の槍が月の光を浴びて鈍く光っていたから。頭の中で警鐘が鳴り響く、ヤバい、ガチでヤバい、逃げろ早く!

しかし当然と言うべきか俺が知覚できない速度で動けるなら逃げる行為自体意味を成さない。


俺のパニック状態など考慮せず相手は目先にあった槍を退けて、再び構えた。


「……本気を出せ。次は止めない」


その言葉を聞き終わらないうちにほぼ無意識で『身体強化』と『加速状態』を使う。この二つの同時併用も身体に良くないのだがそんな事を言っている場合では無い。

ーーー静寂が辺りを包む。両者共々構えたまま動かない、その時間は僅か数秒の事だったがこの時は異様に長く感じた気がした。

そして不意に放たれる槍、当たれば即死の切っ先がやけにスローに見える、躱せる、いや、躱す!

腰を限界まで捻り、かすりすらしないように、されどギリギリをなるべく攻めて避けた。ーーー反撃出来る様に!負けると分かっていてもせめて一撃くらい入れてやる!そう意気込み、速度に乗った拳を振り抜くがーーー金属を纏った手でいとも簡単に止められてしまう。


風圧が辺りに撒き散らされ、窓が微かに軋み、身体に反動の痛みが襲うーーー俺の完敗だ、手も足も出なかった。

「……やはりか、考えが当たっていて良かった」


戦いの勝者である副団長は何か1人で納得してるがそもそもこの戦いの意味がわからない。殺そうと思っているなら簡単に殺せたはずだしどうも目的が見えない…と思っていたらどうやら思考没頭状態から戻って来た様で、謝罪をして来た。

そして遂に本題に入る


「……君は実力を、スキルを隠しているよね?」

当然だがバレている。レベル1があの速度の槍を避けられる筈がないからな、当たり前だ。

「……何故だか教えて欲しい。君のソレは今の待遇を変えるキッカケとなる、君も勇者達と同じになれるかもしれない。なのに何故隠す?」


確かに彼の言う通りだ。俺の待遇は勇者であるアイツらとは大違いだ、此処で俺のスキルを見せればもしかしたら勇者よりも更に上の待遇を受けることが出来る可能性だってある。

だが、それでも俺は隠す何故って?それは

「面倒だからですよ。魔王討伐?そんな果てしなく面倒くさく事誰がするかって事です。俺は自由に生きていたいですから」


そう面倒くさい、ただそれだけ。顔も名前も知らない、世界すら違う大勢の人の為に使う時間なんて俺には無い。両親が死んだ時思ったんだ、俺は俺の為に生きると。もう家族はいない、なら好きに生きていたい、何にも縛られたくは無い。だからVIP待遇何て要らない。


その回答に彼は納得したように頷き、また何かを考え始めた。

その様子を見ながら俺はやるべきことを見た。強くなる、この先何が起こっても、誰が敵に回っても良い様に強くなる。レベルも、スキルも、技術も。全部、全部。


月明かりが相変わらず射す廊下で俺は、自身の強化を図る事にした、生きる為に。

前と矛盾している様に感じるかもですが違います。第1に情報収集と言っていますがアレは力が及ばない事を考えた行為であり力が要らないとは言ってません。

分かりにくいかもですが、その場合はすいません。書き方についてご指摘がある場合は、どんどん言っていただき構いません!ばっちこいです笑

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