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01-02 世界への適合の話し

またまた、投稿予定日通り投稿出来ず、1日遅れです(><;

ん~・・・今後は週2(土日の何れかと、水木の何れか)投稿に変更します。

 現状僕は、先刻迄とは別の部屋に案内されて、一人でこの部屋に居る。

 別に監禁されたとか、そういうのじゃ無くて、ブラント司教も忙しいし、ニアも侍祭になる為に、巫女の座を次の人に引き継ぐ儀式みたいなのがあるらしくて、この部屋に案内された訳だ。

 先刻の部屋より広いこの部屋も、先刻の部屋同様にかなり豪華だし、今度は他にもベッドルームやバスルームとかもあるんだよ。

 何でも先刻の部屋は、貴族や王族とかが来た時に通す為の部屋で、この部屋も位の高い人が宿泊する為用らしい。通りがかりに見た他の部屋や、それこそ此処教会施設の造り自体は、それなりに大きくはあるみたいだったけども、かなり質素な印象を受けたから、多分特別な部屋なんだろうと思う。

 で、この部屋は、当面僕が使って良い部屋らしい。・・・豪華だし、広くて落ち着かないんですけど。


 うん、部屋の事は良いや。

 え~と、僕に与えられた能力っぽいので、鑑定石と伝承の書、僕のカードについて色々分かったんだけど、ニアやブラント司教の反応を見る限りだと、どうもこの世界の人達では、これらのアイテムについて詳細まで知らないらしい。

 知っているのは、迷宮ダンジョンで得た魔道具で、そういう機能があるって事くらいだし、鑑定石のランクが低い品っていうのは、この最高級ランク品の劣化コピーみたいな物だっていう事くらいなんだよね。

 便利だし、使えるから使っている、って感じになるのかな。

 ともかくこれらって、全てが“世界の記憶”にアクセスする端末だっていう事を、僕は能力で知った。


 世界の記憶は、文字通りこの世界の記憶らしい。

 この世界で過去から今現在までに起こった事は、全て其処に記録蓄積されているって、僕の能力は言ってる。ただまあ、その存在によってアクセス制限もあるみたいだから、僕は全てを知る事が出来る訳では無いけどね。

 鑑定石とカードは、同じ様に機能限定で情報にアクセス出来る端末で、伝承の書は、それを用いる存在の限定範囲でアクセス出来る端末、っていう感じになると思う。

 どれもトンデモアイテム過ぎて、どう表現して良いか分からないけどね。

 まあそんな感じで、折角今一人だから、僕自身の事とか色々確認してるところな訳だ。


 でもねえ、知識が得られても、それを正確に理解する為の経験っていう裏付けが、今の僕には無いんだよ。

 実際にこうして世界の記憶とか伝承の書、鑑定石、そしてカードの知識を得てもさ、それって単なる情報でしか無くて、僕はイマイチ分からないし。

 十五才のガキに、知識は得られるから理解しろって言われてる様なものだよね、これ。

 神ってのは無茶振りし過ぎだと思う。

 だから僕は、世界の記憶から得られた情報から、一つの魔術を発動させてみようと思ったんだ。


 僕が生まれ育ったあの世界には、魔術だとかは小説とかのお噺、物語の中にしか無かった。昔はそういうものも色々研究されたらしいけど、僕が生まれた頃にはそういうのは、むしろネタ的なものとして捉えられてたし。

 だから当然、魔術をどう扱えば良いのか分からないんだけど、この世界でもそれは同じらしい。同じと言うのは、魔術とかがお噺の中だけっていう事じゃ無くて、どう扱えば良いのか分からないっていう点でだけどね。


 僕にとって電気とかデジタル機器とかは、どういう物なのか分からなくても、使い方さえ知ってれば使えたし、実際それで生活が楽になってた。それと同じで、この世界では魔術・・・と言うより、その元になる魔素とか魔力とかが、あって当然のものだから、それがどういうものかを知らなくても、魔術は使えて当たり前らしい。

 うん、電気とかデジタル機器ってより、空気とかそういう感じかな。

 空気は酸素とか窒素とか、色々混ざったものだって知らなくても、体はちゃんと呼吸出来るし、吸えば当然吐く事も出来る。

 学校ではざっと、酸素を吸って二酸化炭素を吐くって教えられるんだけど、先生の脱線話で実際には、空気中には酸素は二割で、窒素が八割近い構成だって知った。

 それじゃあまるで、窒素を吸ってる様なものじゃないかって思ったんだけど、吐く息の構成は、酸素が若干減って、二酸化炭素がその分増える感じになるらしいから、、酸素を吸って二酸化炭素を吐くっていうのは間違いとも言えないらしい。

 まあ、そんな事はどうでも良いんだけど、要はそういう事を知らなくても、ちゃんと体が機能してる訳だ。


 この世界では魔素や魔力っていうのが、空気とかと同じ様に“あって当然”なものなんだよね。だからこの世界の人達にとっては、魔素を体に取り込んで魔力に変換、その魔力を使って身体能力を強化したり、生命維持とか活性化に使われたり、魔術を行使するっていうのは、何も特別な事では無いらしい。

 で、僕の体もこの世界に連れて来られて、この世界に合う様に変わっているから、条件は同じらしいんだよね。

 まあそれ以前に、何か神になってるから、果たしてこの世界の人と同じなのかは疑問だけどね。


 つまり、頭で考えても、魔術が使える様になったり、上手くなったりする訳じゃ無いって事らしい。

 魔術っていうのは、放出される魔力に自分の意思を乗せ、この世界の理の中で疑似的にだけど、望む現象を起こす事らしい。

 だから、幾ら望んでもこの世界で有り得ない事は実現不可能だし、現在までのこの世界での流れとかで、未だ発生していない現象とかを引き起こす事も、ことわり的にNGらしい。

 そういう意味では、僕が今発動させようとしているこんな魔術が、何で可能なのかが分からないんだけど、世界の記憶に依れば可能らしい。


 発動させてみる魔術は、サポートの召還。

 召還っていうのは要は、誰かの意思によって、今此処に無いものを引き寄せたり、生み出す事らしいから、広義的には魔術そのものも召還とも言えるんだけど、そこら辺は色々細かく定義があるらしい。

 僕にとってはどうでも良いんだけどね。

 ともかく、僕にとってのサポート役と言うか、世界の記憶にアクセスする端末的な機能を得る為の魔術らしい。

 得る為・・・と言うか、元々あるけど機能していない自分の機能を有効にする感じになるのかな? 理解力の拡張と、深層意識の活性化による云々とか。

 うん、やっぱり知識だけじゃどうしようも無いよ。

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