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守護者となり主人のために戦い抜く  作者: 城猫
第三章 夏の修行
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進化するために

カズトは1ヶ月の間に祖父……師匠の元で神風剣術を1から鍛え直した。そして神風剣術の派生型が出来上がった。それは神炎流剣術である。神風剣術と炎の合わせた型である。神風剣術の名残を残し進化させたのだ。これには祖父も驚いていた。

マリアは銃の命中度を上げるためアメリカへ渡り、特殊部隊STARSの司令官と顔見知りのため特訓してもらうことに。

リカは世界中を渡り歩き鉱石などを買い漁り、部屋に閉じ籠り何かを製作していた。

シンはこの世界に未練はなくあの世界で生きていくと決め、クズハ財閥との縁を切るために父、俊也しゅんやのともへ行った。そして父の逆鱗に触れながらも自分の意思を貫き通し、部屋を退出した。その後シンはカズトの祖父に剣術を教わった。

そして休みの日にイロハと京都にデートしに行き満喫した。皆のお土産を買って空間の炎に閉まった。


最終日

今日でこの地球ともお別れだ。

「カズトお前は強くなった。だが負けることは悪くない。負けることで勉強し次に生かして前に進む」

「わかっております」

「それとお前にこれを渡そう」


祖父がカズトに渡したのはこの家で代々伝わる刀。

炎刀えんじんと呼ばれる。江戸時代の名匠と謳われた竝綛郷儔なみかぜごうけんの最高傑作である。


「いいのですか?」

「こいつがお前に反応しておる」


風刀を鞘から抜くと漆黒の刃が顔を見せた。そして刃から幾つもの線が浮き上がった。


「こやつ喜んでおる。儂も初めて見たが強い者が現れると死線しせんが浮かび上がるという。これが浮かび上がったのは初代師範と5代目師範、そしてお前の前の10代目師範だけだった。これを持ってけ」


死線とは誰にでもある生と死の境目のこと、それを斬られると必ず死ぬことになる。それを渡された。


「ありがとうございます。師範の……じいちゃんの恩は一生忘れません」


カズトは一礼をした。


「待って貴方には渡すものがあるわ……これを」


祖母に呼び止められ渡されたのは手紙だった。


「貴方は父さんが死んで母さんに逃げられたと思って自分は不幸だと思っているわね」


「っ」

トラウマが生まれ、表情を変えた。


「だけどそれは違うわ。母さんは逃げてはないの。自殺だったのよ。この手紙は母さんの遺書……貴方に綴った愛のある手紙よ。貴方は不幸して生まれてきたわけじゃないのよ。これだけは信じてあげて」


手紙を渡され、表情を変えたカズトを見たイロハは声を掛けた。カズトは大丈夫と涙を拭い前に進もうと決心した。


「じいちゃん、ばあちゃんありがとう。行ってきます」


ルシファーが空間をねじ曲げあっちの世界に繋げ、挨拶を済ませ旅立った。


カズトらを見送った庭を見つめる祖父らに奴がきた。


「あれれ皆はん帰られたんですの?」

「まったくお前は……いつも読めんやつだずっと居たのになハザマ」


ハザマは祖父らの背後からハザマが現れた。


「気づいてはったん?お人が悪いやねぇ師範」

「やはりお前だったのかカズトに手傷を追わした奴はこれも宿命ってやつか10代目師範……硲未瀲はざまみれん


「僕は死んでからも面白おかしく過ごしてるだけですよ」

「昔から貴様はそうだよな。そしてお前は儂が殺したのだからな」


神風剣術は師範同士が継承時に殺しあいを行う古くからの掟があった。だが祖父はそれを良しとはしなかった。ハザマはそれを利用して祖父を襲ったが返り討ちにあい死亡した。


「貴様がここにきたということはあれを持ち出したな?」

「えぇ僕はそれでここにきたのですからね」

「今回は見逃してやるさっさと居なくなれ」

「おおきに」


ハザマは立ち去った。祖父は空を見上げカズトに「まけるなよ」と声を掛けた。祖父は家の中に入っていた。


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