動き出す
魔大陸……エンテイス魔国
魔大陸とは初代勇者によりもともとは一つの大陸だったが聖剣の力により分断され荒れ果てた大地となり変わった。しかし二代目魔王の尽力により豊かになっていった。2000前三代目に就任した魔王が人間界に攻め入ったことにより豊かな大地は荒れ果ててしまう。四代目になる魔王は三代目を討ち果たして人間との講和を望む。講和会議に出席したが人間により瀕死の重体を追ったことにより今も戦争は続いている。
魔王城円卓会議にて魔人将と呼ばれる精鋭が集まっていた。数年に一度開かれる会議で何時もなら埋まっている席は空席が3つあった。
「あれー全員そろってないじゃん僕帰っていい」
「馬鹿なこと言うな……話聞いてなかったのかシェイラ……」
シェイラ
魔人将序列4位……『糸死』
快楽主義者で楽しければそれでいい呑気なやつだ。武器は糸を使用する。鋼鉄の糸や見えない糸などさまざまな攻撃をしてくる。
「もぅ冗談だってメラデイールわかってないなぁ」
「冗談は嫌いなもんでなぁ」
メラデイール
序列3位……『魔剣精製』
獣人で人間嫌いだが仲間にはとても優しい一面をもつ強面。魔法も切り裂くほどの技量を持っている。
「それよりもセーレが居ないじゃん!」
「二人ともそこまでにしときなさい……彼女は今人間界で諜報活動中ですよ」
「はーい」
「わかってるよゾォディア」
ゾォディア
序列6位……『負眼』
悪魔ながら紳士の人物。常に眼を閉じている。眼を開けると相手に幻覚や石化など敵を錯乱させる能力を持っている。
「で急に集まった理由は何でしょうかディアゴ」
ディアゴ
序列1位……『支配者』
「お前たちにはもう分かっているだろうがギドとベルゼネアが死んだ」
オーガのギド
序列9位……『軍勢』
自分より格下の種族を従える能力を持つ
ベルゼネア
序列7位……『影魔』
影魔法で相手を拘束したり、影を奪うことが出来たりなどの能力を持つ。
「弱いやつらだっけどね」
弱いと言っても何万もいる魔族の上にいる
「選定九人」
弱いはずがないがシェイラにとっては格下しか思っていなかった。強い精鋭を従えている魔王はどれ程の技量を持っているのか。
「黙れシェイラ」
「ッチ……相変わらずだねモルトは」
序列2位……口数が少なく能力も解っていない。知っているのは魔王と序列1位のみ。
「早く……本題」
「あぁギドとベルゼネアは決して弱くはない。だが死んだ。それはなぜか」
「それはある男に殺られてしもうたからや」
「「!?」」
突如天井からテーブルに降り立つシルクハットの男に驚いた。この男の気配が突然現れもすれば誰もが驚く。序列では計り知れないが不気味が悪い。
「何者だ……貴様」
「僕ですかぁ僕はハザマっちゃうもんや」
へらへらと喋っているハザマに対し、シェイラは糸魔法で拘束し、縛り上げる。
「不法侵入とはやるねだけどこんなよわっちぃのに気づかないなんて」
「誰がよわっちぃんです?」
「それは君だ……よ」
シェイラが見たものは拘束してるはずの男が後ろから話しかけていたことだ。
「どけぇシェイラ!」
メラデイールは魔剣を振り回し男に襲いかかる。振り下ろした剣を目の前に軽々と避ける男。そして剣に軽く触れると砕け散った。
「もう眠ってぇな」
「がっ」
メラデイールにデコピンすると奥の壁まで吹き飛び気絶した。巨体を片手で吹き飛ばすなど不可能だ。しかも解析が得意な魔眼使いでされ何が起きたかも分からずにいた。
「止せぇお前ら」
1位の言葉に戦闘体制だった者らは制止した。
「すまへんな1位さん」
「貴様の為じゃないこいつらのためだ」
「解ってるって」
「ある男とは」
「カズトちゅう人間界の学園にいる使い魔やね」
「それはセーレから報告は聞いていたがそこまでなのか」
「せやね彼は神と昇格した世界の守護者やからね」
「情報ご苦労……」
「それと僕も仲間に入れくれへん」
「なんだと」
「暇なんでなんでもやりますよ」
「もういいなんでもいいから議題に移ろうか今後のことにについて」
「おおきに」
「ではハザマ貴様に最初の任務を与える。その使い魔の動向及び邪魔になるようなら始末してもらおうか。シェイラを連れてな」
ハザマはニヤリと笑い会議に参加した。序列9位と新たに加わって始められた。カズトは人間界での特記戦力となり魔族に伝わった。これにより命を狙われることが多くなるだろう。
会議が終わりシェイラと一緒にカズトがいるビーチへと赴いた。シェイラは向かう際に魔物を操りカズトたちの戦闘能力を確認した。




