ゲームとは違う
街の中心えと来てみたら辺りが炎の海になっていた。
よく見れば人の焼き焦げた腕や足が見える。
気持ち悪いな...この街には魔人に少しでも対抗できるような兵士は居ないのか!
そんな愚痴を零している時!
「!?......ぶっねぇーな!」
後ろから突然炎の槍が飛んできたのです。
炎の槍を飛ばした犯人は...
「ほう...この魔法を不意打ちで躱すとは...お主、人間か?」
「......やっぱりお前か......エルメス。」
その正体はエルメスだった。
透明化と炎魔法の組み合わせは反則だろ。
あと、人間だよ!失礼な!
「質問に答えて欲しいものだねぇ~。
どうして避けれたの?」
「.........。」
教える訳がないだろう。
戦いの最中に自分の切り札を言うやつがいるか?
「あれ?教えてくれないの?
じゃあ、捕まえて拷問にでもかけようかな?
人間ってさ苦痛を与えたらなんでも情報を吐くからね。」
「ふっ、捕えられるもんなら捕らえてみろよ。
まぁ、お前ごときが勝てるような相手ではないぜ?俺は。
それか、今のうちにお仲間を呼んでくる?ん?」
こんな安い挑発に乗るかな?
乗ってくれたら案外簡単に討伐できるんだよね。
怒ったら何も考えずに魔法撃つし、倒すのが楽。
「は?お前...誰にそんな減らず口を叩いてんだ?
俺様はナンバーズ、その八席に座るエルメス様だぞ?
お前如きが気安く喋りかけていい存在じゃねぇんだよ!」
おっと、本性を表してきたな。
それよりも、これはちっと不味いな...震えが止まらない。
何故だろうな...初めての戦闘による緊張か?
まぁ、戦っていく内に慣れてくるだろう。
「ハンッ!エルメス...八席だったか?
笑わせるな、俺を倒したければ一席か幻の零席を連れてこい。」
おっと、口が滑った。
「おい...お前......何故、ナンバーズしか知らない魔人の存在を知ってやがる。
あれは、機密情報だったはずだ。」
まぁ、ゲームの時は邪神よりも苦労したしな 。
第一席は邪神よりも少し強いくらいだったな。
零席はあれは、きつい。
あんなの設定ミスと言わざるを得ない強さだった。
「さぁな、俺が何故知っているか?
俺を捕まえたあとに拷問してから聞いたら?」
「ふふふ...そうだな、それが一番手っ取り早いな。
お前がなぜ知っているかは知らんが、俺に喧嘩売ったことは覚悟しろよ?」
俺は、無意識の内に構えて決まっていた。
何故だろうな、この光景が何万回も見てきたから脳が覚えてるのか?
ゲームでは確か次に闇炎だったはずだ。
「いくぜ?"獄炎"」
「!?っぶね!」
クソっ!ゲーム道理に技を放ってくれる訳では無いんだな。
やってやろうじゃないか!
楽しくなってきたな、おい!
「また避けたか!
すばしっこいやつめ。
でも、所詮は人間、体力というものがある。」
「ふん!持久戦で行くか、愚かなヤツめ。
実力差も理解でなきないなんて。」
「何?」
魔人の様子が少しおかしくなった。
「だから、俺一人で充分っつってるだろ?
なんだ?言葉も理解できないのか?」
俺が言い終えるとブチッ....と何かが切れるような音がした。
「もういい...お前は魂すら残さずに消してやる。
お前は俺を怒らせすぎた。
それと、お前を逃がさないように仲間を呼んでおこう。
来い!キルエルス!狩の時間だ。」
エルメスがそう叫ぶとキルエルスがどこからともなく現れた。
「ふわぁ~、なんすか......気持ちよく寝てたのに。」
眠たそうにしているキルエルスが出てきた。
あれ?ゲームとのキルエルスのギャップが凄いんだけど...何?ゲームだと少し美化されてるのか?
「狩の時間だ。
こいつは、私を愚弄した。
潰さねばならぬ…。」
「うわぁ...、そこの人間...馬鹿なの?滅多に怒らないエルちゃんをどうやって怒らせたの?」
「知らん。話していたら勝手に怒ってきた。」
「あら?自覚無し?
まぁいいや、取り敢えず、エルちゃんからのお願いだもんね。
君を殺すね?恨んでもいいよー。」
そして、俺と邪神配下ナンバーズの二人の戦いが始まった。




