婚約者...
おはようございます。
俺が倒れてから一週間が経った。
俺専属の魔法使いはあと、一ヶ月は待てとお父様に言われた。
まぁ、すぐに見つかるわけがないからそこは諦めている。
まぁ、そんなちっぽけな事は良いとして...俺には何と...婚約者が居るそうです。
は?ふざけるなよ...俺は先輩と結婚するんだ!
俺は!先輩一筋なんだ!ハーレムになぞ興味無い!
だが、俺の家は公爵家...三男であろうと結婚はしなくてはいけない...。
「どうしたものかな~。」
そんな事を考えているとお父様が話しかけてきた。
「流輝、どうした?悩み事か?
相談になら乗るぞ?」
お父様...。
「はい...実は婚約の事なんですけど...えっと...その......。」
「ん?婚約の事?何か不満があるのか?」
「いいえ...相手は侯爵家の娘さんです、さぞかし可愛いことでしょう。
ですが......僕は、本当に好きになった人と結婚したいんです!」
いっ、言ってしまった...。
ヤバいどうしよう...下手したら怒られる所の話じゃすまないぞ...。
「ふっ、ふふふ...。」
そんな風に慌てている流輝の父は突然笑いだした。
お父様...その笑い方は気持ち悪いです。
「お、お父様...?」
「ああ、すまないな、真剣に相談してくれたのに。
そうかぁ...お前はそういう奴か......。」
お、おう?
お父様の言っていることがさっぱり分からん。
「流輝、昔話になるんだがな、俺も昔父上にそんな事を言ったことがある。
当然、反対もされたが、三年間毎日お願いしたら(儂の負けだ...好きせい。)と言われた。
流輝...俺は反対はしない。
だが、我が公爵家も子孫をできるだけ多く残さねばならない。
長男や次男だけでは足りぬかもしれんからな。
そうだな...良し!流輝、お前が16になるまでに恋人を連れてこい。
もし、できなかったら...お前には今の婚約者と結婚してもらう。
侯爵家の人達には伝えておこう。」
うわぉ...お父様......なんて格好良い人なんだ...俺が女だったら惚れてるかもしれない。
「お父様!有難うございます!
本当に...有難うございます...。」
思わず涙が出そうになった。
だって、白鳥先輩と結婚できる可能性がゼロになる所だったから。
「ああ、礼はいい...本当に愛した人と結婚したいのは相手も同じであろう。
それに、流輝の連れてくる子も気になるしな。
ハハ、将来が楽しみだ...。」
「ところでお父様、侯爵家の家の人の苗字ってなんですか?
僕、知らなくて。」
「ん?知らんかったのか?
良いだろう教えてやろう侯爵家の奴らの苗字は"菊池"だ。
ついでに言うならあそこの娘の名前は朱音と
言うらしいぞ。」
「!?」
この時の俺はきっと間抜けな顔をしていただろう。
だが、それは仕方のない事だ...。
何故なら、菊池朱音と言うのはプリンツハートのヒロインの一人だからだ。
「うそぉーん.........。」
俺はお父様に聞こえない位小さな声でそう言った。
読んでいただきありがとうございます。
明日も投稿しますので宜しければ見てください。




