せ、、、先輩っ!!(N駅、K駅間)
学校帰りのことである。
N駅から新快速に乗り、K駅で普通電車に乗り換えようとした時に、それは起こった。
電車の扉が開く前、私の目の前に同じ高校の先輩が、立っているのに気がついた。
顔は知らないが、制服が同じで、ネクタイの色が違っていたので、先輩だとわかったのだ。彼もどうやらK駅で降りるらしく、扉の前で仁王立ちをしている。
今、そんな高校生がいるのかわからないが、当時は腰パンが流行っていた。何がいいのか、理解不能だった。
下着が見えてるし、第一あんな下の位置で、パンツを履くなんて、気持ち悪くないのか? と思っていた。
その先輩も見事な、腰パンっぷりだった。
K駅に着き、扉が開く。先輩がホームに下りる。
その時!!
先輩の腰で辛うじて止まったいたパンツが、音も立てず足元に落ちた。トランクス丸見えである。
先輩と向かい合うように、ホームで電車を待っていた、おばさんも、目の前の出来事を処理できないような、困惑の表情を浮かべていた。
でも、おばさんが先輩のトランクス姿をしっかり見ていることは、わかった。
驚いたのは、当の先輩が全く慌てなかったことである。
もしかして、パンツが落ちたことに気づいていない? と思った程だった。先輩は面倒くさそうに、パンツを引き上げた。
何だ、気づいていたのか。
あまりの衝撃に、先輩の横を走り抜け、反対側に停車していた、普通電車に乗り込んだのだった。
私の電車の旅は、これからも続きます。
多少の混雑や遅延は許そう……と、思えるようになりたいです……
現実は混雑も遅延もめちゃくちゃ苦手なのですが……
今日は楽しいことが起きるかな? 個性的な人に出会えるかな?




