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怠惰のダンジョン運営―未来の怠惰のために―  作者: しんあい
1章 異世界ダンジョン―聖女―
8/28

07

一日遅れてないからセーフ。

ただしレポートは修羅ってる。次回更新は多分6日後。

07




「トゥルルルルルルルル」


 なんだ? 気持ちよく寝てたのに。着信音?目の前にはメニューが出てる、着信中? 相手は色欲? 同類か…………厄介事だな寝よう。




 着信音が鳴りやまないが気にせず寝ることにした。

















 がそうは問屋がおろさなかった。



 レムが扉をいきおいよく開けて叫ぶ。

「レイジー様! ダンジョンがすさまじい勢いで攻略されています。このままではすぐにでもここまで!」

 


「もうきてるわー」


「!? っく!」


「あら? ああ迎えに来ただけだからそんなに警戒しなくてもいいのよ?」


「たく。面倒だなぁ……」



 仕方ないのでベットから身を起こす。目の前にはベルフェゴールに負けず劣らずの妖艶な美女がいる。こっちはベルフェゴールと違ってきっちりと手入れされてる腰にまで届く金髪に碧眼。抜群のプロポーションといった具合だ。服装も露出は少ないが体を強調するようなものでなるほどたしかに色欲だ。


「さっきの電話からしてお前が色欲か」


「あら?起きてたのに出なかったの?」


「面倒だったし眠かったから」


「なるほど。怠惰ね」

 お互いに大罪に見入られるだけあって信用はある。こいつは極度の変態で僕は極度のめんどくさがりだ。


「貴方の悪魔から連絡があったと思うんだけど。対勇者戦線の報告会があるから行くわよ」


…………


「え? なにそれ」


「え?」


「え? 聞いてないけど?」




「…………あなたの悪魔から説明は?」


「最初にされてからは隣で寝てるけど? あと寝ていい?」


「主が主なら従も従ね……」

 なんかため息吐きながら言われた。だって眠いしさ。



「んー会議があるから一緒に行きましょう?」


「え? 外に出るってこと?」


「はい。」

え?何馬鹿なこと言ってるの?


「謹んでお断りします」


「なんでですか?」


「そりゃもちろんこの聖域(布団)から出る気がないからですけど?」


「どうしても?」


「どうしても」



「んーじゃあ布団から出なくてもいいので行きましょう。モンスター召喚して運ばせるとかでもいいので」


 妥協する気はないようだ。でもあきらめない。内心これはめんどくさいけど行かないとダメナンダロウナーと思ってたけどね。


「さっき使った電話で参加」


「最初の階段で顔を出さないとさすがに不振に思われてダンジョン突撃とかされるかもですよ?」

 え何それめんどくさい。さすがに脅しだと思うけど。


「はぁ……いくか」


 ほかにも手はなくはないのだがあきらめた。堕落の領域展開するとか、でも多分大罪クラスだと堕落に引っ張れないと思うんだよなぁ。それに一応味方に攻撃したら後々がめんどくさいことになるだろうし。それになにより、こいつ絶対めんどくさい性格のやつだ。



 「はぁ……」



 怠け者の見えざる手を使って簀巻きになった自分を持ち上げる。これかなり便利なんだ。前は手の動きに合わせてだったけど今なら出力は落ちるけど考えた通りに動かせる。それに効果範囲も大きくできたから、体を持ちあげて運ぶわけだ。でも考え続けないと墜落するから眠れないのだ。

ね! む! れ! な! い! の! だ!




「というわけだからレム行くぞ」


「かしこまりました。ところでベルフェゴール様は……?」

 いまだに警戒してるっぽいけど、レムより強いぞこいつ。僕と同格だし。


「イスかテールに聞いてきて」

 従者に聞いた方が早い。本人は寝てるしな。

「わかりました」



 イスがやってきてダンジョンの防衛と管理をやっておくと言われた。役割を変わってくれ……


「ダンジョン転移」


 僕も乗り物用のやつあとで探しておこう。そう決意して初めて外の世界に出た。


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