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2時間遅刻しましたすみません!月曜に面接があるので次回更新は一かい空いて6日後になってしまうかもしれません。ご了承下さい。
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「むむ?」
アラーム音で目を覚ます。なんだ?
「レイジー様侵入者のようです」
レムが寝室に入りながら報告をする。
「侵入者か……」
ダンジョンは、今やすべてレムが運営している。この1週間で運営手腕や考え方を見ていたがロバが頑張って教えてたし問題はなさそうだった。なので僕は寝るだけだ。
「スキルの確認に相手してみようかな? 全くスキルについて知らないのも先々で怖いし」
初めての侵入者だし確認したらそこまでレベルやスキルが強いこともない。
「かしこまりました。では一階のボス部屋までに配置してある敵性ユニットを回収しておきます」
「うん、じゃあよろしくね。転移一階ボス部屋」
ダンジョンマスターの機能の1つのタンジョン内転移を用いてボス部屋で待つ。
マップ(ダンジョン内の敵味方トラップなどまで反映)を使い来るのを待つ。待ってる間に3人の侵入者の情報を見ていく。人族の男女に獣人の男が1人だ。女が盗賊、獣人が片手剣の盾持ちで人族の男が弓使いのようだ。
この調子ならあと三十分程度でたどり着くだろう。1週間で得たスキルを確認しながら待つことにする。
…………ボス部屋の扉が開く
さぁボスとなろうか……面倒だけどね。
「やぁ初めまして。さっそくで悪いんだけど検証に付き合ってもらうよ」
今の僕のレベルは5一週間だらだらし続けて今はレベル5になった。まぁ覚えたスキルは基本的に耐久が上がるのが多い。まぁ便利なのは覚えたけど、それが怠け者の見えざる手だ。
これは、自分から離れたところに効果を生み出すというもので、離れたものをとったり突き飛ばしたりできる。
「人間?」
なんか僕を見て驚いているようだなぁ、あぁ今までの道中は配置していたゴブリンとかだしね。いきなりボス部屋に人間……まぁ外見だけだけど、が出てきたら呆けもするか。
まぁ関係ない、さっさと試そう。
怠け者の見えざる手を発動して、振りかぶる。狙いは一番防御のなさそうな女盗賊を狙う。
「よっこらせっと」
掛け声に合わせて腕を振るうと腕をちょうど振り切ったタイミングで女盗賊が吹き飛んだ。
「ルネ!」
「これは結構使えるな。腕を振るう労力は変わらないけど動かなくていいのが素晴らしい大変すばらしいな」
女盗賊は不意打ちだったのが聞いたのか気絶したようで動かない。
「お前が、やったのか?」
獣人の戦士が聞いてくる。馬鹿か?
「馬鹿かお前? ボス部屋にいる僕の腕に合わせて吹き飛んだのを見て僕のせいじゃない要因があるのならぜひ教えてほしいね。聞かないけど」
「てめえっ!」
そういったら獣人の戦士は怒って突っ込んでくる。人間の魔法使いも僕をようやく敵と認識したらしく、魔法の詠唱を始める。
しかし、獣人の速度は僕に近づくにつれてどんどん遅くなっていくのだった。
「なんだ!?体が重い!」
「どうしたのですか!?ガル!」
そういいながら魔法使いも構築した魔法、炎弾を放ってくるが、それも僕に近づくにつれて弱まって1mほど手前で消えてしまった。
「「んな!?」」
んーこれ、半端なく強くないか? 魔法にまで有効とは思わなかった。体が重くなったり、魔法が消えたのはただ一つのスキルの効果だ。そう、堕落の領域だ。実はかるーくこのダンジョン全域にかけてはいるが、僕に近づくにつれて加速度的に効果は上がっていく。結果体はやる気をなくし。魔法は効果を失ったのだ。魔法にまで聞くとは思ってなかったけど。
そのまま二人に近づいていく。
二人はどんどん動けなくなっていき、僕の手が彼らに触れたときには、
………………もう生きてすらいなかった。最初の一撃で気絶していた女盗賊も同様に殺して、僕は部屋に戻るのだった。
「んーー頑張って仕事したし、できれば1月は最低限だけの仕事ですまそう。うん、ダンジョンの侵入者の撃退とか大仕事もすませたしね!」
そうして僕は聖域(布団)に潜りこむのだった。