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2週間近く空いた?ごめんなさい。
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「今回は会議というよりはどうなったかの各々の報告かな」
今回も、いつも通り司会はグラだ。
いま、ぼくたちはダンジョンの管理者の機能の通話を用いて各々がつなぎ会談を行っている……ベッドに寝ながら。うん、やっぱり最初みたいに顔を出すのはもうやらなくていいんじゃないかな。めんどくさいし。
「ところでレイジーお前さんのモニターが映ってないんだが……?」
「今ベッドの上」
「「「「「「…………」」」」」」
なんか無言の圧力が……あーもうわかったよ。
「……3分ちょうだい」
「着替えです」
「……ありがとう」
――――――――――――――――――――――――――
「どう?」
「……うん。まぁ髪は、ぼさぼさだけどそこまではもとめないや。最初は普通にしゃっきりしてたよね? 」
そんなのもちろん働いたから充電してるにきまってるじゃないか、何バカなことを。
「充電期間」
「なるほど」
「いい加減すすめるぞ」
なんだかんだで時間管理とか意見だしとかしっかりしてくれる。 ハーグさんいいやつです。
「んじゃ。ある程度報告は上がってるけど簡単によろしく」
「んじゃ、レムよろしく」
そく投げる。だって僕である必要ないところだしね。
「……では、私が代わって報告させていただきます。今回のまず結果から、無事聖女であるアレーシャ・カルリアを殺害することに成功。こちら側の被害は軽微です。前回皆さま方からそれぞれ選出した諜報機関側からの情報だと今のところこちらが殺したことには気が付いてないですね。ですので彼らが任務……というか休暇ですね。休暇の期間として設定していた帰るまでの期間がこちら側の準備時間にあてられますので、死因を偽装する準備を現在進めています。そして今回の戦利品の処理についてグリードさまと相談したいので後でお時間をいただけますか?」
「おや? レムさま取引のお話ですか?」
商談となった瞬間目が据わった。へぇこういう顔もするんだ。目がすわると鷹のような猛禽類を思わす顔つきだ。
「はい。聖女の武装ですが残念ながら私たちの陣営で使うことはありませんが、DDPに替えるにはもったいないです。そこでうまくさばいていただいて私たちが偽装工作するための費用を負担していただきたい。取り分は偽装工作にかかった分だけ我々がいただいて残りはすべてグリード様の取り分で構いません。いくらで売りさばき、どれだけ偽装にお金をかけないかでグリード様の取り分は増えます。我々は商人ではないので、いらないながらも価値あるもので取引できれば十分なのですよ」
「……ふむ。悪くはないですね。もちろん品を確認させていただくこと。またあまりにも負担額がわりに合わない場合は別ですので、見積もりは出していただきますが」
「えぇそのような細かいところは後で詰めるとして大筋ではそのような形で構わないでしょうか?」
「えぇ構いません」
お互いなんだかうすら笑いを浮かべている。僕には割って入れないな。主にめんどくささで。
「ではこちらからの報告は、以上とさせていただきます」
そういって一礼してレムは話を占めた。
あとは、大体こんな感じかな。
僕のダンジョンは引き続き防衛準備をすすめて下層とかを研究区として割り当てていく。まぁ僕は関わってないからよくわかってないんだけれども。ダンジョン街は特に方針はないね。ほかのところは特色がづけていくらしい。DP効率が上がるし眷属を潜めさせやすくなるからだそうだ。ちょっと僕のところも考えてみようかな。怠惰の街。
暴食は食の街、ダンジョンの魔物おいしい魔物を出現させるとか美食コンテストとか大食い大会とかを開催して食の街にしたいらしい。
色欲は普通に色町にするみたいだ。傲慢は武闘大会などの荒くれ物の集う街に、強欲は港を作って流通の多い街を、みたいなかんじでダンジョン運営と並行して街を作ることで暴食なら食を色欲なら睦言の合間に話される世間話から情報を拾ったりなどなど街に目的を持たせたいみたいだね。
確かにただ街があるだけでもだいぶ違うけどいろいろ考えて自分の得意分野とかに向いた街の色にしたほうが理が大きいかな?
レムと相談するか丸投げしよう。
あとはそれぞれのこの後の行動を考えてそれに対する援助とうを相談して後半は過ぎていく。
まぁ後半はレムに任せて僕は寝てたんだけどね。
…………前半だけでも聞いてたんだから十分がんばってるよね?
夏休みには入ったんですが、更新は不定期になるかな。時間があったらガッと書いて上げます。
温泉旅行行ったりとか実家帰ったりとかしてきます。
2週間はあけないで更新したいですね。