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怠惰のダンジョン運営―未来の怠惰のために―  作者: しんあい
1章 異世界ダンジョン―聖女―
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投稿時間予約使わないことにする。

予約は人気作のためのものだって気が付いた。


そしてやってみたかった視点変更

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 私は、アレーシャ・カルリアといいます。今年で19になる光神教の聖女という過分な評価をいただいております。それも、光魔法の聖域という最高難度の魔法に高い適性を示したこと。身分的にも大司教の娘という立場であったため聖女という教会の旗印になりました。



  そんな私ですが現在新しく出現したダンジョンの調査という名目で少数の護衛だけをつけて憂さ晴らしに来ています。というのも、私の恋人である勇者様に新しい女の方がどんどん加わっていき今では私を含めて4人の恋人がいるからです。


 いえ、操をささげた身としては私だけを見てほしいというキモチも、もちろんありますが。勇者様はすばらしいかたですので仕方ないことなのかもしれません。

 いきなりこの世界に呼ばれたにも関わらず、献身的に動いてくれるのですから。



 まぁでも憂さはたまります。それを勇者様に見せるわけには行きませんので今回こうやって新しいダンジョンの調査という名目で憂さ晴らしに来ているわけです。


 冒険者ギルドで聞いたこのダンジョンの案内屋として有能と聞いていた女盗賊のサーシャ様にお頼みしてダンジョンに潜りました。


 今回私の護衛兼調査要員として派遣されたのは、騎士団の騎士2人と宮廷魔法使いの方です。このメンバーだったら有能な盗賊が加われば十分迷宮の踏破も考えられるメンバーです。



 ですが今から向かうダンジョンは今のところ排出するダンジョン産の資源はなかなか有益なものが多く。ダンジョンを踏破して崩すとは国のトップ陣は考えていないようですね。


 ですので今回の調査は特に危険なものがないか把握するというものになります。今日は初日ですので10Fまでの踏破を予定し、現在10Fのボスに挑む前の最終確認です。


 今日は10Fで帰る予定でしたので次のボスには全力で挑みましょう。


 サーシャ様によると次の階はミノタウロスらしいですしちょうどいいですね。足に鎖につながった重石がついていたり、左てが使えないようになっていたりとかなり制限が加わっているミノタウロスのようです。本来ミノタウロスはかなり俊敏に破壊力をばらまく厄介な敵なので動きに制限が加わっていればだいぶ楽に戦えるでしょう。もともと絡めてがない敵は私の得意分野ですしね。





「ではまいりましょうか。作戦は最初にお伝えした通り私が前衛に、ほかの方たちは遊撃に回ってください。よろしくお願いします」


 彼らは護衛ですが私の実力はしっておりますので反論はしません。


「アドスピード、アドパワー、アドディフェンス」

 まずは肉体強化系をかけていきます。これらは10分ほどそれぞれの能力値を底上げします。


「光の女神に感謝を、仲間たちに祝福を、聖域をここに」


 最後に聖域を私を中心に展開してじゅんびは完了です。


「準備は完了です。まいりましょうか」


「「「はい」」」








「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」


 扉を開け勢いよく展開してった私たちの前、そこには事前情報通りミノタウロスがいました。






 なんの制限もない状態で。






 「え?」



 私の前になんの制限もなく来たミノタウロスは勢いよくひねった体を解き放って回りました。2mはあるミノタウロスの巨大体躯に見合った大きさの大きな斧を持って!


 「っく!」

 とっさにつかで防ぐものの全周に振り回された斧は前に出ていた騎士二人の胴体を裂き一瞬で殺しました。さすがの聖域でも瞬殺されては回復できません。


 後衛は無事生きていますが、私が止めなければ一瞬で死んでしまうでしょう。

「なんでミノタウロスが十全に解き放たれてるんだい!? 聞いてないよ!」

「今はそれどころではありません! 援護をお願いします!」


 お二人に援護を頼み、私は愛用のメイスを握りしめ前に出ます。

「このおおおおおおおおおおお」


 ミノタウロスがいくら本来の能力を発揮できたとしても不意を打たれなければいくらでも対処できます。私の肉体強化であれば力負けもスピードも負けませんから。


 そのあとは何とか生き残った二人と協力してミノタウロスを倒してました。


 騎士二人を失ったことは非常に残念ですが一刻も早く迷宮の異変を伝えなければなりません。




「簡易で申し訳ないのですが……光の女神のもとに帰れることを祈って。弔いの焔」

 騎士二人はまとめて浄化魔法で天に召させます。



「お二人ともつかれてるとは思いますが非常事態を伝えなければなりません。急いでポータルを用いて帰りますよ」


 その私の声に従って二人はなんとか体を起こし扉に向かいます。




「え?」




しかしボス部屋の扉は固く閉じられ開かなかったのです。



 



勇者はいいやつです。(女性に対してだけ)

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