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怠惰のダンジョン運営―未来の怠惰のために―  作者: しんあい
1章 異世界ダンジョン―聖女―
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1日遅れ。

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……再び長い帰り道なわけだが。帰りはアルトに乗れるギリギリの2人だから僕が寝るのを我慢すればそこまで時間はかからない。3人だとアルトに乗れないからね。


 え?寝るのを我慢するのが意外? 正直もうベッドで寝たいんだよね。じゃあ宿で寝ないのかっていうと、やっぱり家のベッドの方がいいんだよね。眠りの深さが違うんだよ。



 てなわけで行きのの倍近いペースで帰り道を僕たちは消化していった。



――――――――――――――――――――――――――


「ダンジョン転移最下層大広間」

 やっと着いたぁ……行きのほぼ半分の日程で無事に帰れた。もう夕方だ早く寝たい。

 さっそくダンジョン転移を用いてこちらの世界に来た時の最初の大広間に来た。最下層は生活区になっているのだが、この大広間を中心に施設が分布してある。



「アルトここまでありがとう。今日はゆっくり休むといい。しばらくお仕事はないから自由にして構わないよ。住処はレムに準備してもらってくれ」


「キュキュウ」

 アルトは賢く人語は理解している。今も首を垂れて理解を示している。やけに人間臭いのだ。

「アルトしばらく待っていてください。今からレイジー様のベッドメイクをしてきますので……」

 

「キュウ!」



「申し訳ありませんレイジー様今から準備いたしますので少々お待ちを。」


「構わないよ。それに僕は今日ご飯を食べたら1日まるまる寝ることにするから明日は僕の世話はしなくていいよ。余った時間は寝るなりダンジョン運営に精を出すなりゆっくりするなり自由にしていい。あとダンジョン運営の引き継ぎもしっかりね」


「ありがとうございます。では行ってまいります」


 レムは5分ほどで戻ってきたので寝室に向かう。だけど入る前に隣の部屋による。


「ベルフェゴール、今帰ってきた」


 もちろん、当たり前のようにベルフェゴールは起きてはいない。髪はぼさぼさでだらしなく服がはだけていて腹と片胸は見えているが。

「まぁ寝てるか」

 僕はどうやら性欲が薄いらしく、特に反応は何もない。別に不能というわけではないのだけれども。どうやらパラメーターでいうなら睡眠欲に振りきれてるようだから意識しなければどうということはない。


「MAP」

 MAPを開くもベルフェゴールの眷属は近くにはいない。どうやらレムと話しているようだ。引き継ぎはしているようだし大丈夫だろう。


 ベルフェゴールのところに眷属がいると思ってきたが、いなかったようだ引き継ぎを頼もうとしていただけだから問題はない。MAPに眷属が移るのを忘れていただけだ。




 さてこれで特にやることはないし憂いなく眠れるな。レムが持ってきた夕ご飯を食べて僕は眠りについた。




 やっぱり自宅のベッドは落ち着くなぁ……。










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