街へと帰還
俺は目の前の炎が消えるまで、朝になるまで結局起きていた。
焼け跡に残る骨と灰をアイテムボックスへ収納し野営している場所へと戻った。
「おはようございます。今まで起きてたんですか?」
「ああ、うん。眠れなくてさ。」
何人か起きていた人の中にいたアニスが少し心配そうに声をかけてきた。
まあ、街に戻ったら宿で休むから問題は多分無い。
朝食は、ホーンラビットといううさぎをそのまま焼いたもの。
塩も無いからそのままだ。
食感、味ともに鶏肉っぽいかな?
特に反応する必要も無いのでさっさと食べて全員が食べ終わったところで出発した。
しばらく歩いて街に到着した。
依頼の事も有るのでギルドへ直行。
中へ入ると既に冒険者の多くが出払っているらしくガラガラだ。
受付の方を見ると、ミルーさんが驚いた顔してる。
何でだろ?
「おはようミルーさん、どうしたんです?驚いた顔して。」
「どうしたんです?じゃないですよ!何してたんですか!今まで!後ろの人達も!」
「えっと、ゴブリンの巣を壊滅させて
中にいた人を救出して…亡くなった人を火葬しました…。」
そこまで聞くとミルーさんは少し複雑な顔をして
「わかりました、ゴブリンの規模はどうでしたか?」
あ、裏で耳の数とか調べてなかった…
「すいません!数調べてなかったです!ちょっと裏行ってきます!」
さっさかと裏で数を数えてもらうその数674匹、そしてゴブリンリーダー(どこにいた?)が12匹、ゴブリンキングが一匹だった。
それをミルーさんに提出。
「ユウさん。ゴブリンは強い存在では無いですが、多ければ多いほど厄介なんですよ?ましてや巣なんて…。」
「…ごめんなさい。」
自分がやり過ぎたのは薄々感じてたけどここまでとはな…。
「では、巣の壊滅や救出者の事もありますから。一旦マスターに報告させてもらいます。少しの間待っていて下さい。」
マスター…ギルドマスターか…どんな人なんだろう?
そんな疑問を浮かべながら俺は待つ事にした。




