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サタン・ブレイバー  作者: たしぎ はく
三役が決定するまでの道のり
9/22

九話:バストサイズについて


 別に小暮さんは貧乳ではありませんよ?


 Bカップにギリギリで手が届きますのよ?


小暮「ギリギリじゃないもん!」


「じゃあ、とりあえず俺ん家行こうか」

「そうするしかないわね」

「家も……こんなだし」

「お前のせいだろうが!」

「まあまあ、落ち着いて」

「品野くんは家を壊されて落ち着いてられるっていうの!?」

「うん、なんかまあ、一回壊してるし……」


 まあ、それはともかくとして。


「よし、じゃあ俺とケイトは先に俺ん家行っとくから、荷物とかまとめたら連絡して」

「うん、わかったわ」

「よし、行こうかケイト」

「はい、御主人様マスター


 ケイトを連れ立って小暮さんの家を出ようと―――――――


「ちょっと待ちなさい」

「何? 今お金無いよ?」

「なんであたしが声かけたらカツアゲみたいになってるのよ!」

「そんなどうでもいいことは置いといて」

「品野くんが言い出したんでしょー!?」

「それより小暮様、早く要件を言ったほうがいいのではないですか?」

「ああ、そうだった…。ってあんたのことだけどね。……ケイトちゃん、あなた、全裸で外に出るつもり?」

「ひゃんっ」

「いや、遅いでしょ、確実に」

「いえ、一般の女性の反応として正しいと思うことをしたまでです」

「……ああそう」


 小暮さんは顔に縦線を入れながら、ちょっと待っててと言い残すと家(家……? というか跡地)の奥に歩いて行った。


 そしてしばらくゴソゴソやっていたかと思うと、何かを抱えて戻って来た。


 まあ、服だろうな。


「ここでボケをかますほど小暮さんは大物ではない、と」

「小物で結構! はい、ケイトちゃん。これ、あたしのだけど着れると思うから」


 小暮さんは服をケイトに手渡し、そしてうけとられた服の行方を見、ケイトの胸に視線を移し、自分の胸を見た。


「ある一部分以外のサイズは大丈夫だと思うから!」

「胸か!?」

「胸ですか?」

「なんであんたたちは嬉しそうなのよー!?」


          ☆☆☆


「へー。ここが品野くんのマンションかー。大きいわね」


 俺ん家があるマンションを見上げて、小暮さんが言った。


「ほら、早く入ろうぜ」


 電子キーを取り出してマンションの入口の扉を開ける。


 そして部屋番号を打ち込み、そのあと一緒に入る俺以外の人数を入力。


「すごい防犯体制ね…」

「そうだろ? 結構面倒くさいんだけどな」


 マンションの中に入り、エントランスを突っ切ってエレベーターに乗り最上階のボタンを押す。


 一瞬の浮遊感があって、あっという間に最上階(十五階)に到着。


 エレベーターのドアが開き、ちょっとした広間に出る。


 その広間を、エレベーター側を下にしたら右手側が階段、上が硬質ガラス(ちょうど小暮さん家が見下ろせる)で左が俺の住まいのドア。


 家のドアに、さっきマンションに入るときに使ったカードキーを押し当てる。


 そのあと網膜認証、生体電気認証を行い、入室するゲストの人数を入力。


 ケイトと小暮さんは俺ん家に住むことになったけど、今はまだ申請してないからゲスト扱いで、と。


「どれだけ防犯に対して先進的なのよ…」

「だって押し入りとか空き巣とか怖いじゃん」

「一人暮らしの女子高生か!」

「いや、うち政府の機密とかいっぱいおいてあるし」

「……ツッコミスルー…。こほん。え? そんなところにあたしが住んでも―――というか入っても大丈夫なの?」





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