二十二話:大魔王の存在について
はい。
魔王と勇者と調停者を全部品野くんに持っていかれた結果、大魔王が出現しそうですが、ちょっとキリがいいところまで来たので、この小説は受験が終わるまで更新を凍結します。
しかし、「死体~」同様、執筆は続け、もしキリのいいところまで書きあがったら投稿するかもしれません。
では、プロローグ最終話です!
どうぞ!
「そういや家が吹っ飛ばなかったわね」
「確かに、そういえば魔力が暴走しなかったな」
「あぁ、わたしは調停者なんで特別仕様なんですー」
「どんな感じの?」
「えっとですね、魔力がほとんどありません」
「あれ? 魔王と勇者に武力介入とかしないの?」
「わたしはサポート専門なのでー」
「あぁ、間違った道を進む勢力の相手陣営に味方するわけだ」
「理解が早くて助かりますー」
「魔力がなくても助太刀になるの?」
「わたしは魔王スキルと勇者スキルをそれぞれランクアップするスキルとー、ピッキングとか隠蔽とか補助スキルが使えますー」
「でも、魔力が無いんだろ?」
「マスターの魔力に依存しますー」
「それじゃあ、マスターが道を外れることは無いわけか」
「そうなりますねー。権限はわたし:マスター=7:3になりますー」
「お前はユリアやケイトみたいに武器にならないのか?」
「篭手ならなれますよー。てか、普通ならその状態でマスターになるべき人間の元に送られるんですけどー」
「ですけど?」
「小暮さんに送られた勇者の前例がありますしー」
「でも結局品野くんと契約してしまった、と」
「うー、痛いところついて来ますねー」
リーフィと契約後、家に逆戻りして小暮さんと質問責めにした。
ユリアとケイトはもう寝ているみたいだ。
小暮さん曰く品野くんが家出てすぐ三人とも寝てた。
アンタ鬼だな。
「うんまぁ、認定は明日でいいか。じゃあ今日はもう寝ようぜ」
「え? 品野くん、まだ罰ゲーム終わってないでしょ?」
「うわっ! ここに鬼が見える!」
「二人とも仲が良いんですねー」
「そうだな。下僕(俺)と主(小暮さん)の関係だな」
「違うわよ! 男と女の関係よ!」
「な、何言ってんの、小暮さん!?」
「ちちちち、違うの! 口が滑った……じゃなくて、言い間違い……でもなくて、あーもうっ! 早くアイス買ってきなさいっ!」
「やっぱり仲が良いんじゃないですか」
リーフィがチェシャ猫のようにニヨニヨしながら言った。
くそ、覚えとけよ、我がカモ!
☆☆☆
「総理。調停者が。本日AM00:15ごろに決定したようです」
「あぁ、ついに決まりましたか。小暮優子さんでしょう?」
「いえ。それが。リーフィ様の勘違いにより魔王兼勇者と契約してしまったみたいで」
「あッの、アホの子がッ!」
「総理。人が変わっております」
「でででも! どうするの? このままだと人口が減らないよ!」
「総理。脳みそをシェイクしないで下さい」
「なんで貴女はそんなに冷静なの!?」
「まあ。RPGでは魔王の上に大魔王がいることは常識ですので」
「大魔王!? あれは滅多なことでは現れないはずよ!」
「総理。今がその滅多なときです」
「大魔王なんて出てきたら世界中の人類の99%は死ぬわ!」
「でも。それを防ぐために大勇者たる私と総理がいるのをお忘れですか」
「……えぇ、そういえばそうでしたね」
「大魔王は総理が倒してください」
「はい。私が、大魔王は倒しましょう」
「わかってますね。総理」
「――適当に人口を減らしてから、ですね?」




