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路地裏の舞姫。月夜の残滓を纒う捨てられ姫。かぐや姫が女の子って、誰が言った?僕が拾った少女は、アンドロイド!  作者: 蘇 陶華


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人を裏切ると償いは、必要なの?

その空間は、ムッとして暗く、呼吸する事さえ忘れた。


満ちた香


時間は、止まり、僕は、いつの時代に引き込まれたのか、わからなくなった。


何かに似ている。


あぁ、そうだ。


これは、月も星もない闇夜に似ている。


そう思った。


闇に満ちた部屋。


黒い塊の様に、目の前にあり、


僕は、その中に引き込まれようとしちた。


目が次第に慣れてくると、僕の入ってきた扉の四隅に、


小さく傅いた人がいる事に気がついた。


一瞬、目が合った様な気がした。


見てはいけなかったかのような、


罰の悪さや、恐怖があり、


僕は、目を逸らした。


怖い目だった。


人の命さえ、平気で、奪う事ができる。


そんな目。


感情もない。


何処かで見た。


突然、頭の中に、竹林で見た落武者の顔が、蘇った。


「なんで?」


開いた口に中に、


この部屋の空気が一気に、入り込む。


「ウェ・・」


思わず、むせる。


そして、フラッシュバックする。


「何だ・・・この記憶」


僕は、吐きそうになり、ようやく目の前に、吊るされた蚊帳に気付いた。


「何だ・・・これ?」


天井から、吊り下がった蚊帳。


その中で、静かに横たわる人の影が見えた。


「お待ちしていました」


突然、床の中から、人が現れたのかと思い、僕は、後ろに倒れそうになった。


「?」


床ではなく、以上に、背の小さな老人が、僕の足元に、現れていた。


「あなたは・・・誰?」


「お忘れですか?」


白く小さな顔は、細かい皺で一杯だった。


その中で、かろうじて、二つ開いた目が、僕をじっと見つめているのに、


気が付いた。


「変わらず、美しい・・・」


「美しい?」


落武者共と戦い、泥だらけのパーカーの僕を見て、


「美しい?だと」


僕は、その男の顔を見た。


思い出しそうで、思い出せない。


必死に、考えていると、蚊帳の奥から、か細い声が聞こえてきた。

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