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四季折々の、若葉たち  作者: ルン しおり
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季節の流れに声を乗せて

これが三度目の正直!!

必ず作品投稿続けますね!!

これは〜…風呂入ってる時に思いついたネタを、練りに練って作った作品なんですが〜…

0話はあくまで、1話のつなぎというか、前置きという感じなんで…ぜひ読んでいただきたいですw

私が小説書く時って、だいたい〜脳内で アニメ化されたらどんな風に描いて欲しいか、アニメで動いたらどんな感じに動くかなあって考えながら書いてるんですが…みなさんはどんな感じなんだろうw

とにかく!お楽しみください!

あ、あと後書きは書きません!……いいのかな?w

第0話 春の始まり、僕らの始まり。

キーンコーン、カーンコーン……


6時間目、数学の時間の終わりを告げる鐘がなると、クラス委員が立ち上がる。

「起立!礼!ありがとうございました!」とハキハキとした声でクラスのみんなに告げると、それに続いて

「ありがとうございました!」

「っした!」

と、皆次々口にする。

僕も一応、小さな声で

「…ありがとうございました」

と言った。

新学期。高校二年生となった僕は、四月の半ばにはいっても、クラス替えのおかげで一新された新しいクラスの人たちと馴染めずにいた。

ただ1人、一年生の頃からの付き合いの「こいつ」を除いて。

「んーー!疲れた疲れた!なあ〜蓮、お前この後何か予定あるか?なければ今日も…ゲーセンで格ゲーパーティと洒落込もうぜ!」

と、学校終わりの疲れを感じさせず意気揚々と言い放つこいつは

秋葉 夕梨。

さっきも言ったと思うけど、一年生からの付き合いで、ネット友達。

女の子みたいな名前をしてるけど、れっきとした男。

夕梨ほど男らしい男もいないってほど男らしいやつだ。

野球部にいてもおかしくない、逆に似合うんじゃない?ってくらいの丸刈りに、無駄についたなっがい背丈。多分180はゆうに超えてるだろう。がっちりついた筋肉。顔も男らしくて、高校男児らしくニキビもちらほら見える。

肌もスポーツ男児なのかってくらい黒い。の割になんもスポーツなんてしてない、変わったやつだ。

「お前学校終わりゃいっつもそれしか言わねえじゃねえか!もっと勉強とか〜友達づきあいとか、他にも色々すべきことあるだろうがよ!」

そう、口うるさい父親のように説教浴びせてるのが、僕こと

佐倉 蓮。

夕梨と違って、僕は、背丈はあまり大きくない。

きっと高校生の平均…170センチくらいだ。体も細くて、色も、引きこもりか?ってくらい色白だ。

趣味はゲームと読書くらいで、休みの日はどんなに誘われても外に出たからないから、引きこもりって言われてもおかしくはない。

そんな、真逆そうに見える僕と夕梨だが、1つ、共通点がある。

それは、大の格ゲー好きだということ。

学校が終わればほぼ毎日ゲーセンに通い、ゲーセンに着いたら速攻でいつもつかってるゲームの台を取る。

ゲームの名前はストリートファイターズ3rd。(略はSF3rd)

夕梨も僕も、いつも通ってるゲーセンで大会が開かれれば必ず参加し、必ず優勝準優勝を争っている。

そのくらいSF3rdが好きで、SF3rdがあるからこそ、僕らは出会えたと言ってもいい。

と思い出に浸っていると、夕梨が

「そんなこと言って〜…お前もSF3rd、やりたいんだろ?いいじゃねえか…やっちまおうぜ…?友達?恋人?そんなの俺らにゃいやしねえのさ…」

と、どこか胸が痛むセリフを言った。

もちろん、僕も行きたい。毎日練習しなければ、確実に置いていかれるほどに、僕と夕梨は同じくらいの実力だ。

だからこそ行って、対戦しなければ…100勝99敗の、この記録を塗り替えられてしまうだろう。

でも…今日だけは絶対に行かない。行けない理由があるのだ。

「やりてえ…やりてえさ…!でも…でもさあ…俺、こんなこと続けてるの、やっぱよくねえと思うんだ…」

そう、僕はこんな現実に絶望していた。

毎日のように、男2人で、勉強もせず、ゲーセンに通い、金をつぎ込む…。

女の子という華もなく、ただ男2人だけでこんなことをしているのに絶望していたんだ…!

「お前…何いってんだよ。お前ほどあのゲームが好きなやつになんか、今まで出会えなかったんだぜ?お前もそうだろ!?なのに…一体!何がお前を変えちまったんだ!?ま…まさか…」

そう。そのまさかだ、僕には…。

「……女…なのか…?」

夕梨は静かにそう言う。僕も、それに従うように、無言で…静かに頷いた。

「お前…言ってたじゃねえか…。俺らの友情の間にゃ、男であろうが女であろうが誰も踏み込めねえ。そんな、固い固い友情があるって…。なのに…それすらお前は破っちまうのかよ!?」

「夕梨……。」

そんなの…そんなの…!

「破るに決まってるだろうがああ!男2人だけで毎日ゲーセン通って勉強しないで恋もしないで…何が楽しいってんだ!ああ楽しい!楽しいよ!でも…俺は絶対華が欲しいい!」

そう言うと、僕は思わず教室を駆け出した。

「すまない…!すまない夕梨…!でも僕は、お前の犠牲を、絶対無駄にはしないからな!」

そう呟きながら駆け抜けると、いつのまにか隣で……夕梨が並走していた。

「うわぁ!?お前何やってんだ!?」

そうびっくりしながら僕が言うと、夕梨は

「俺はまだ死んでねえ。あと、廊下はあぶねえから絶対走るな」

と、正論を叩きつけた。

まあ……その通りだ。

実際はそんな早くは走ってないし、叫んでもない。そんな危ない人間のような真似は絶対したくないからね、うん。あと、そんなドラマチックにも言い合ってない。

と、冷静になりながら考えていると、夕梨が

「どうしたんだよ?狂ってるくらいゲーム好きなお前が、ゲーセン行かずに他の用事優先するなんて…何かあったのか?それともよほど大事な用事なのか?」と言ってきた。

夕梨は本当にいいやつだ。ここまで俺と対等に接し、話して、自分から悩みという真にめんどくさい領域に踏み込んできてくれるやつはなかなかいない。

夕梨にだけは、話しておかなければ。

「実は…とある部活に勧誘されたんだ。人が少ないから…何もできなくていいから暇つぶし程度に入ってくれないかって。顧問の先生は保健の先生で、運動部の子や風邪で寝込んでる子を看病しなきゃ行けないからあまりこっちに目を向けない。だからゲームしたりもできるって言ってて…新しい友達や、女の子の知り合いを作るいいチャンスだと思ったんだ、それで…」

それが、今日ゲーセンに行けない理由の全貌だ。

「そうか…。お前も、やっと新しい友が欲しい友達と思えるようになったんだな…。分かった。なら俺が止める理由もない…存分に楽しんでくるがいいさ!俺もお前が部活に行ってる間は…ゲーセンは控えよう」

と、夕梨は言い、続けて

「じゃあまた明日な!俺は家でSF3rdしてるからよ!帰ったらまたやろや!」と言って、帰路についた。

部活に行くことを進めながら、自分はゲーセンに行かないからと僕の心のケアまでもしてくれた。

なんていいやつなんだろうか。僕は本当に良い友を持ったと、心から思った。

でもあいつの、格ゲーしないとは言ってない。みたいなああいうところ。あそこだけは心底嫌いだと、心で笑いながら思った。


二年生の教室は二階にあり、保健室は一階にある。

僕は真っ直ぐ、足早に保健室に向かった。

さっきの変な茶番のせいで、約束の時間が少し時間が押してしまっている。

しかし…テスト期間であろうと、それを諸共せず、分け目もふらずまっすぐゲームに打ち込んでた僕が、部活に入るなんて思ってもみなかった。

たとえ…あの人のような輝かしい、自分とは違う人種の人に勧誘されようと、絶対部活になどはいらないと決めていたのに。

そんなことを考えながら歩いていると、部室である保健室についた。

すーっ…ふーっ…。と、1つ深く深呼吸すると、ドアに手をかけ、ガラッと勢いよく開けた。

保健室のドアと窓は直線上に繋がっている。だからからか、春の暖かく、陽気で、身を包んでくれるような風が、ドアを開けるとおしとやかに吹いてきた。

その風が、椅子にちょこんと座る、金髪でミディアムヘアー。色白な肌の、小さな、綺麗な妖精のような彼女をきらびやかに輝かせるかのように彩らせていた。

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