不惑女と本厄男
梅雨明けした七月の中旬。
信用金庫に勤める中越京子は、四十歳の誕生日を迎えた。
半年ほど前に八年近く付き合った彼氏にフラれてから、表向きは、おひとりさまライフをエンジョイしているように見せかけている京子だったが、内心ではパートナーが欲しいと願っていた。
そんな京子の気持ちを知ってか知らずか、一つ年上の先輩社員である長崎三郎が、京子を食事に誘った。
その席で京子は、とある結論に辿り着く。はたして、京子の頭に浮かんだ考えとは?
※長岡更紗様主催『ワケアリ不惑女の新恋企画』参加作品です。
信用金庫に勤める中越京子は、四十歳の誕生日を迎えた。
半年ほど前に八年近く付き合った彼氏にフラれてから、表向きは、おひとりさまライフをエンジョイしているように見せかけている京子だったが、内心ではパートナーが欲しいと願っていた。
そんな京子の気持ちを知ってか知らずか、一つ年上の先輩社員である長崎三郎が、京子を食事に誘った。
その席で京子は、とある結論に辿り着く。はたして、京子の頭に浮かんだ考えとは?
※長岡更紗様主催『ワケアリ不惑女の新恋企画』参加作品です。