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17 婚姻届!?

どうぞよろしくお願いします。

「いや、私もそう思うけどさ、万一ってこともある。

 早瀬製薬の社員証、会社に提出した住民票……、退職しているからきちんと調べればもう古い物だとわかると思うけれど、結婚の書類を提出するぐらいはできちゃうかも!?

 前から私のなりすましをしていたなら、私が知らない証明書とか持っている可能性もある」

 ハヤトは考え込んで……。


「うん……、確かに。

 ここは出先機関みたいなもので、一時的に受理される可能性も……。

 じゃあ、結婚しようか。先に。

 プロテクトの手続きするより、もう結婚しちゃった方が早くないか?

 それに早瀬って名前、そのまま使いたいなら旧姓使用届も出せるし……」

「あ……、うん。

 なら、ハヤトの大岡になる。

 早瀬より、大岡の方が今の私にいい気がする……」


 私とハヤトは婚姻届に記入していく。

 本部の大佐が証人になってくれて署名してくれて、婚姻届、正式に出しちゃった!


「おめでとうございます!」

 事務係や居合わせた本部の隊員たちに祝福されるけども、えーと、何か、申し訳ない気持ちになる。

 こんな忙しい時に、こんな手続き増やして申し訳ないです。

 新しい身分証などは日本に帰ったら受け取れるようにしておくとなって、今の身分証に今日の日付と結婚したことが追記が入った。

 本部のデータベースに届け出してくれたので、これで『早瀬アレクサンドリア』の名前で戸籍に何か手続きしようとしてもエラーかアウトになると言われ、ほっとする。


 ん、こんな風に怒涛のように結婚しちゃって……、ハヤトは良かったんだろうか!?

 私はひとりだから、いいけど、ハヤトには一応、お母さんとかいるんだよね!?


「明日、休みだよな?」

「夜休みです。日中は宿舎待機。今日の夜番だから」

「夜番……、じゃあ寝ておかないと!」

「まだ午前中だから大丈夫。

 戻って昼食を食べたら、昼寝します」

「……少しだけ、俺の部屋に!」

 ハヤトも宿舎待機中とかじゃないの? もしかして仕事中!?


 ハヤトに案内されて、本部の建物の上階に移動した。

 建物内に宿舎があるんだ!

 敷地が広いから、本部の何と言うか士官クラスだけはこの建物に部屋があり、他の隊員は別の棟に宿舎があるそう。

 すれ違う人は少尉以上ということか!?

「あ、噂のアレクちゃん!?」と聞かれたハヤトは「ああ、もう今から俺の奥さんだから!」とすごくうれしそうに笑って言った。

 相手が『!?』な表情になってる。

 確かにあまりにも急すぎる。婚約してからもまだ1ヶ月経ってないもの。

 ……うれしいなら、良かったのかな?


 ハヤトの部屋はひとり部屋で、なんだか本当に寝るだけの部屋みたいで……。

 まあ、私達の方も同じような感じだ。

 生活するというより、シンプルなバストイレ付きのホテルの部屋に近い。

 部屋に入るとぎゅっと抱きしめられた。

「リアは嫌じゃなかった?

 その、何かいろいろ記念に用意したいものとか、あったとか?」

「ううん、私のために、急にさ……。ハヤトの方が予定とかあったんじゃ?」

「日本に帰ったらと思っていたから、早く手続きできたのは問題ない。うれしいよ。

 リアには悪いけど……、籍だけ入れて、式とか指輪や証明書とかは日本に帰ってからになるけど……」

「悪くなんてない!!

 なんか急すぎて、その、ちょっと事務的な理由っていうか。

 でもハヤトと結婚できたのは、私もうれしいよ」

「リア……。

 明日の夜、迎えに行くから。一緒に過ごそう」

「うん、じゃ、私、第三師団に戻るね。

 ハヤトは美咲の方の報告とか、仕事だよね?」

「……ああ、でも、このままここで休んでくれててもいいんだ」

 私は部屋を見回した。

「じゃあ、昼まではいようかな。

 美咲の方も気になるし。

 原隊員、昼に戻るって言ってたし、また乗せてもらえば!」

読んで下さり、ありがとうございます。

結婚してしまいました。

まあ、良かったんでない?


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