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あの頃のあなたへ〜今でも覚えています
家の近所には公園のような遊ぶ場所はなく家に居ても退屈していた。
その場所を見つけたのはたまたまだった。おばぁちゃんとの散歩で通りがかった場所。
大きな木が目を引き古かったがなんとか遊べそうなブランコや滑り台。静かで落ち着いた場所。
あの頃のあなたはまるで大冒険のようにワクワクしながら通っていた。
お宮のようだったが誰も来ない事をいい事に宿題まで持参した事があった。
陽射しが見え隠れし風が葉っぱを揺らす音が響く特別な場所。
あの頃のあなたへ
大人になり一度子供を連れて行った事があります。
あの頃からかなり時間が経ち、大きな木は切り株だ
けになっていたし、ブランコは外されていました。
滑り台は穴が空いたりさらに劣化していました。
でもあの落ち着いた雰囲気だけはあの頃のままでし
たよ。
あの頃と同じ風景にはもうならないでしょう。
でも私の思い出の中の秘密の場所はあの頃のままあ
ります。大きな木もブランコも滑り台もあの頃まま
思い出の中にちゃんとあるのです。




