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大人のあなたへ〜この場所をまだ覚えていますか?
家の周りには田んぼやら畑がありよく草花を採ったりしていた。あまり車も来ないから1人で散歩にもよく行っている。散歩という名の冒険だ。
お菓子と飲み物を持ち離れた場所にある秘密基地へと行く。その場所は誰も来なさそうな古びたお宮だった。錆だらけのブランコや古くなって塗料の剥げた滑り台、そして大きな木。
たまに弟も一緒に来てはドングリを拾ったり猫を撫でたりした。
風に吹かれて木の枝が揺れる。
穏やかな時間。特別な場所。
大人のあなたへ
今の私にとって大冒険だった。
大きな木が目印の秘密の場所。
寂れているが木の枝についた葉が揺れ陽射しが見え
隠れしていてとても綺麗な場所。
私はいつかこの場所を忘れてしまいますか?
ブランコも滑り台もボロボロで大人のあなたが見る
頃にはもう無いかもしれません。
それでもこの場所をあなたに忘れて欲しくない…




