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61話 初めての旅 1


取引きを全て終えてから、母さんに領都に行きたい事を伝えた。

母さんは、良い経験になるからと喜んでくれた。

店の事は皆んなが居るので安心して任せて、俺は早速領都に行く準備をした。



準備を終えて外に出ると、トムさんと兄さんが話していた。



『おぉ〜ユウト、これから領都に行くらしいじゃ無いか。』



『うん。これからの取引きをもっと楽に出来る様に1回領都にあるトムさんの店に行ってくるよ。』



『ユウト、俺も一緒に行ってもいいか?

俺も領都に行ってみたいんだ。

来年は、領都の学校に行く事になるから今のうちに見て回っておきたいんだ☆』



『なるほど、じゃ〜お母さんに兄さんも一緒に領都に行くって言っておかなくっちゃね。』



『任せとけ!ダッシュで聞いてくるぜ!』



兄さんは凄いスピードで走って行った。



『ユウト様、席を用意してありますので此方へどうぞ。』



馭者のプラントさんが馬車の扉を開けて中に入れてくれました。



馬車の中に入ると、向かい合うように3人掛けの椅子が置かれていた。後ろの席の裏に扉があり荷台に繋がっているようだ。



『僕と兄さんがお世話になると、少々狭くなってしまいますね。プラントさん、すみませんが一旦馬車から出てもらえますか。ちょっと馬車を改造させて下さい。』



『えっ?馬車の改造ですか?』



『はい、今回僕と兄さんがお世話になるので皆さんに窮屈な思いをさせてしまうので、少し馬車の中を空間魔法で広くしたいと思いまして。』



『相変わらずユウト様は、思いついた事をすぐに行動に起こせるんですね。』



プラントさんに馬車から馬を離してもらい、俺は馬車をストレージ入れた。


馬車内を空間魔法で広げて、入り口に6畳間ぐらいのスペースを作りそこに、3人掛け高級ふかふかソファーを2つ向かい合わせに並べて、部屋の四方には、ライトの魔石を埋め込み、入り口横にスイッチ用の魔石を配置した。

これで夜でもスイッチを押せば部屋が明るくなる。後は増築で、扉の奥に通路を作り左右に4つの扉と奥に1つの扉を取り付けた。

手前左側の部屋には10畳程の部屋があり、シングルベッドが4つ並べている。反対側の部屋も10畳程のスペースを作りこの部屋には、シングルベッドや書類仕事などが出来る様に机や椅子を用意し、少しゆっくり出来る様にソファーも配置した。

裏の左側の扉には、8畳程のスペースのダイニングキッチンスペースを用意した。

旅の最中いちいち外で火を起こして調理をしたりするのは大変だと思って作ってみた☆

食料保管用に箱も作って、ストレージにたまっている食材を少し入れて置いた。

反対側の部屋に入ると2つの扉を用意した。右側はトイレで左側がシャワー室にした。

最後に奥部屋は、10畳程の商品の保管部屋だ。保管部屋の裏側には、馬車の裏の出口に通じる扉を取り付けた。



『よし、こんなもんかなぁ。』



最後に、馬車全体に状態維持の魔法をかけて出来上がりだ。

ストレージから馬車を出して、プラントさんに馬に引かせる準備をしてもらう。



『ユウト様、馬車の荷台の見た目が凄く綺麗になりましたね。』



『はい、せっかく改造しるのなら徹底的にやった方がいいかと思いまして。

中もかなり変わっているので、これから馬車の旅は楽になるんじゃ無いですかね。皆さんに喜んで貰えたらいいですけど。』



『中も凄いのですか!流石にトム様より先に見る訳もいかないので、ちょっとトム様とイグリードを呼んできますね。』



そう言うとプラントさんは、トムさん達を呼びに走って行った。


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