久々の登山そして静養
■ 2018年5月16日(水)
社内で大障害を起こしてから2日後の朝。目覚まし時計が鳴ってベッドから起き上がった後、窓をあけてみるとどんよりした天気でいつ雨が降ってもおかしくない。いつものように洗面所で顔を洗ってキッチンに行くと、母親が朝食をテーブルに並べていた。「おはよう」と言って母親も「おはよう」と呟いた。テーブルに腰かけてテレビをつけると朝のニュースを見ていた。今日の朝食は味噌汁とご飯、目玉焼きにベーコンとサラダという組み合わせのようだ。今朝も父親の姿はないが、朝早く出勤していったのだと思ったので今日はあえて何も聞かなかった。母親がテーブルに腰かけると「さあ、いただきましょう」といって朝食がはじまった。最近は母親と二人で朝食をとることも多かった。父親の仕事は早朝から出勤しないといけないほど忙しいのだろうか。目玉焼きとベーコンを口にすると、母親が「祐樹、今週末は登山にいくのかしら?」と話しかけてきた。俺は「ああ、行く予定だよ」と答えた。また結婚がどうのという話をするのかと思ったら今朝はそうではなかった。「今度からは、どこの山に行くのか母さんにも教えておいてよ」と言った。毎回、入山届をインターネット経由で提出をしているのだが、母親には伝えることはなかった。俺は「母さんは知ってるかわからないけど、高峰岳という山だよ」と言った。すると母親は「そう。わかったわ」とだけ言って、その後は黙っていた。朝食を終え、着替えをして出勤した。今日は雨が降りそうだったので折りたたみ傘を鞄に入れて家を出た。
出勤時の電車の中で週間天気予報を確認した。今週の土曜日の天気は晴れ時々曇りなので登山の予定を入れていた。昨日の夜、山仲間である石岡秀之と村瀬真也に週末の土曜日、高峰岳へ行かないかと誘ってみたものの、二人とも予定があるとのことで単独で行くことになった。高峰岳の記事を見ながらルートを確認していると会社の最寄り駅に到着した。今日も朝10時前に出社して、自分の席に座っていつものようにパソコンを起動する。メール管理システムの開発は終わったので、業務といえば稼働しているサーバーやネットワーク環境の点検、あとはちょっとしたプログラムの修正といった雑務をする。稼働サーバーの点検をしていると開発メンバーだった児島信二が話しかけてきた。
「そういえば水嶋さん。一昨日の障害が起こった時に、よく英語のスペルミスに原因がありそうだと気づきましたよね」
「ああーいや、なんというか、そんな気がしたから・・・」
「普通ならフィルター部分のプログラムを確認するのに、英語のスペルミスなんて細かいところに気づかないですよ。さすがですね」
「そんなことはないよ」
たしかに英語のスペルミスのチェックなんて細かいところに気づかないだろう。あの2033年から送られてきた奇妙なメールのことがなければ今でも原因はわからなかったかもしれない。ただ、あのメールには「他言無用」と書いてあったので、一応、このことは誰にも言えない。それに言ったところで信じてもらえないだろう。しかし、あの時の障害と2033年のメールに書いてあったことは、ただの偶然だったと思いたいし、俺もまだ完全に信じているわけではないのだ。
19:00になって定時になるとさっさと退社する。会社の外に出るとポツポツと雨が降っていたが折りたたみ傘を出すほどではなかった。帰宅中の電車の中でも今週の土曜日に行く高峰岳の記事を見ていた。自宅の最寄り駅に到着すると結構雨が本降りになっていたので、折りたたみ傘を鞄から出してさしながら帰宅した。
家に帰宅したのは20:00過ぎ。キッチンのテーブルにはカレーライスが置かれていた。今夜の夕食はカレーか。夕食が終わって風呂でシャワーを浴びて自分の部屋に入った。毎朝、会社に出勤して定時に退社して家に帰って夕食とシャワー、部屋に入って一日が終わる同じことをする毎日。しかし今夜は土曜日の登山準備をはじめた。ザックを出して山に持っていくものを入れていく。非常食や水分、食料は明日の会社帰りにでもスーパーで買っていくか。ザックに必要なものを入れ終わったところでパソコンの電源を入れた。そして高峰岳のルートを確認していた。Aルートで登ってBルートで下るのが一般的なようなので、そのルートで行くことにした。
■ 2018年5月19日(土)
朝4:00に目覚まし時計が鳴った。登山の日は朝早くから出発する。窓をあけるとまだ薄暗いけど天気は晴れのようだ。さっさと登山着に着替えて洗面所で顔を洗い、朝食はトーストを焼いてインスタントコーヒーを飲む。朝食を終えて、車に登山靴と準備しておいたザックを載せて朝5:00より出発した。車の中では好きなアニメソングを流していた。高峰岳の登山口に到着したのは朝7:30過ぎ。登山の準備をして予定していたAルートで登っていく。山頂までのコースタイムは3時間30分ほどなので、午前中には着くだろう。登山中は仕事のことなんかまるで忘れながら自然林の中をテクテクと歩いていく。そしてコースタイム通り3時間30分ほどで高峰岳の山頂に着いた。山頂からは360度の大展望。周辺の山々が望めて最高の景色だった。こんな景色をみていると日常を忘れてしまう。まさにここは非日常の場所なのだ。だからこそ登山は辞められない。この景色を望むことができるのは、ここまで自分の足で登ってきた人の特権なのだ。山頂に設置していたベンチに座ってバーナーを出してお湯を作る。ちょっと早いけど昼食にすることにした。今日の昼食はカップラーメンとおにぎりだけど、こんな景色の中で食べる昼食は絶妙に美味しい。食後にインスタントコーヒーを作って飲みながらぼーっと景色を眺めていた。今週は仕事で障害があって大変な状況だったが、そんなことは一切忘れたかのような気分になれた。ここではまるで時間が止まっているような感じがする。ぼーっと景色を眺めていると50歳くらいの夫婦が山頂に登ってきた。「こんにちは」と声をかけると、その夫婦も「こんにちは」と言ってきた。時計を見てみるともう12時40分を過ぎていた。俺はその夫婦に「では、お先に」と声をかけてBルートで下っていくことにした。2時間ちょっとで登山口まで下ってくることができた。充実した登山もこれで終わりかと思うと名残惜しい気もするが、また来週に行けばいい。そうして車に乗って帰宅した。
■ 2018年5月20日(日)
登山をした次の日は朝9:00くらいまで寝る。そして目が覚めたら洗面所で顔を洗って朝食をとった後に部屋に戻って昨日登った高峰岳の写真を整理してブログ記事を書く。俺にとって登山のブログ記事を書き終えるまでが登山なのだ。ブログ記事にはちゃんと歩いたルート地図なんかも作成するので結構時間がかかる。ブログ記事を書き終えて公開した時にはもうお昼になっていた。少し遅めの昼食を終えてから部屋でゴロゴロしていた。インターネットで動画を見たりしながら過ごしていたのだが、少し気になってきたのはやたらと痰がでることだった。これは風邪のひきはじめかもしれないと思ったので夕食後に軽い風邪薬を飲んでおいた。
■ 2018年5月21日(月)
週が空けた月曜日。今朝も8:00に目覚ましが鳴って起き上がった。どうにも喉に何かがつまった感じがしていた。今朝も昨日から続いて痰がやたらとでる。やはり風邪のひきはじめかもしれないので朝食後に昨日飲んだ風邪薬を飲んでおいて家を出た。出勤時の電車の中でも喉がつまった感じがしていたが、別にしんどいわけでもなかった。電車内では週末に行く山をどこにするかスマホで山記事をみていると会社の最寄り駅に到着した。
いつものように10:00前に出勤して、朝の朝礼でいつものように社長が話しはじめた。なんとなく喉の調子が気になって社長の話は上の空で聞いている。社長の話が終わると西浦真美が「今週もみなさんがんばりましょう」といつものように言って朝礼は終わった。自分の席に座ってパソコンの電源をつけた。土曜日の登山の疲れがでていたのか、なんだか頭がぼーっとする。そんな状態の中でも業務をしていると昼休みになった。今日の昼食は何にしようか考えていなかったが、どうにも食欲がない感じがした。こんな時はあのラーメン屋に行くのが一番いいか。そう思って一週間ほど前に行ったラーメン屋に向かった。豚骨ラーメンセットはなんとなく全部食べれそうになかったので豚骨ラーメンのみ注文した。麺をすすると喉になにかがひっかかった感じがする。いつもはラーメンスープを全部飲み干すのだが、今日はスープを残してしまった。
昼休みが終わって自分の席に座るとますます頭がぼーっとしてきた。喉に何かがつまった感じも酷く感じるようになった。俺はペットボトルの水を何度も飲んで喉をうるおそうとするが、何かが喉に通ると痛みがしてきた。体もだんだんしんどくなってきた。やはり土曜日の登山の疲れがでているんではないだろうか。とにかく少し休もうと思って社内の休憩室へ向かった。休憩室に入ると社長秘書である西浦真美が座っていた。ぐったりしながら休憩室の椅子に座ると西浦真美が話しかけてきた。
「ちょっと!どうしたの?すごくしんどそうな顔してるよ?」
「いや、ちょっとした疲れだと思う」
「なんか顔が赤いよ?大丈夫?」
「ああ、大丈夫だと思うよ」
すると西浦真美が俺のおでこに手をあてた。美人の手は少し冷たかったが、顔に触れられたのははじめてだったので少しドキッとした。
「すごい熱い!ちょっとそこで待っててね」
そう言って西浦真美が休憩室のドアを開けて走っていった。そしてすぐに戻ってきた時、西浦真美は電子体温計をもっていた。
「とりあえず熱を測ってみなさいよ」
そういって体温計を俺に渡した。俺は腋に体温計をはさんだ。ピピピッと音が鳴って体温計を見てみると39.5度と表示されていた。西浦真美が見せてというので体温計を渡した。
「ええー39.5度ってヤバイよ!もう帰ったほうがいいんじゃない?」
「体はそんなにしんどくないんだけど、熱だけ高いって感じだから大丈夫だと思う」
「全然大丈夫じゃない!インフルエンザだったらどうするのよ?いいからさっさと帰って病院にいきなさいよ」
「わかったよ。たしかにインフルエンザだったら迷惑かけそうだから今日は早退するよ」
「一人で帰れる?大丈夫?」
「それは大丈夫だよ。普通に歩けるから」
「必ず病院に行くのよ。インフルエンザだったら大変なんだからね」
「わかった。西浦さん、ありがとうね」
俺は早速、日根野部長の席に行って39.5度の熱があってしんどいから今日は早退させてほしいと言った。日根野部長も今日の私は顔色が悪くてしんどそうだったので心配していたと言ってくれた。インフルエンザだったら強制的に会社を休まないといけない。日根野部長からも帰宅してすぐに病院に行くように言われた。そうして自分の席に戻って早退することになった。
帰りの電車の中、熱が高いせいか体がやたらとしんどくなって、喉もかなり痛くなってきた。いつもならスマホで山記事を見るのだが、そんな元気もなくなっていた。いつもなら気が付くと自宅の最寄り駅に到着する感じなのだが、今日はなんだか電車内の時間が長く感じた。自宅の最寄り駅に着いた時、15:30を少し過ぎていた。面倒なのでこのまま直接病院に行くほうがいい。いきつけの病院は16:00からだったので少し待っていればいいだけなのだ。いきつけの病院の前に着いた時、まだ開いてなかったので病院前に設置されたベンチに座って待っていた。15:50になると看護師さんが出てきて俺に話しかけてきた。
「急患でしょうか?」
「そうといえばそうです」
「では中に入って待っていてください」
「わかりました」
そうして病院の中に入って待合室の椅子に座っていると、さっきの看護師さんがやってきて問診票と体温計を持ってきた。俺は問診票を書いて、熱を測った。体温計は39.4度と表示されていた。問診票と体温計を窓口に持っていくと、窓口の人から「ずいぶん熱が高いようなので、ベッドで横になりながら待ちますか?」と尋ねてきた。俺は「大丈夫です」といって待合室の椅子に座った。15分ほど待っていると「水嶋さん。診察室へ入ってください」と看護師さんに呼ばれた。診察室に入って診察してもらうと医者から「喉が真っ白に腫れています。これだけ腫れていれば熱が出るのも当たり前ですね」と言われた。俺はインフルエンザでないか尋ねてみると、インフルエンザの症状ではないので、この熱の原因は喉の腫れということがわかった。喉にばい菌が入ったのかはわからないが、とにかくインフルエンザでないことがわかってホッとした。そして、抗生物質と解熱剤を処方されて帰宅した。
家に帰って母親に事情を説明すると「とにかく安静にしてなさい」と言われた。そして今日の夕食はチキンカツとサラダ、ご飯に味噌汁という組み合わせだった。チキンカツを一口食べると喉に激痛が走った。食欲もないし、チキンカツなんてとても食べれそうになかった。ご飯を一口食べても喉に激痛が走る。何も口にしたくないというかできない。俺は夕食のほとんどを残して、処方された薬を飲んだ。とにかくこの喉の痛みがなくならないと食事なんてできそうになかった。部屋に戻ってパソコンの電源をつけようと思ったが、体がだるくて今日は何もできそうにない。今日は風呂も入らないほうがいいだろう。とりあえず寝るしかない。
■ 2018年5月22日(火)
今朝も8:00に目覚ましが鳴って起き上がった。体温計で熱を測ってみると38.8度だ。解熱剤が少しは効いたのかわからないが、喉の痛みは昨日と変わらない。とにかく体もしんどくてだるいし今日は会社を休むことにする。朝食は母親が気をつかってくれたのか、柔らかいうどんが用意されていた。うどんをすすると少しだけ食べることはできたものの、うどんが喉を通るとやはり激痛が走る。うどんを3口ほど食べるともう食欲はなくなった。俺はもうほとんど声すら出すだけでも喉が痛いのだが、母親に「食欲がない」といって朝食も残した。そして、薬を飲んで部屋に戻った。とりあえず、会社に電話をかけてインフルエンザでなく喉の酷い腫れが原因だと伝えて、今日は休むと連絡しておいた。それから間もなくしてベッドに横たわっていつの間にか寝ていた。昼過ぎに目が覚めて熱を測ってみると39.0度とほとんど変わりはなく、喉の痛みも相変わらずだった。処方された抗生物質が効いてないのか。すぐに効くとは思えなかったが、解熱剤も飲んでいるので熱は下がってもいいはずなのに症状は改善されない。今日の夕方にもう一度病院に行ってみてもいいが、処方された薬は一週間分あるので、まだ薬が効くまでに時間がかかるということなのだろうか。昼食は母親が部屋まで持ってきてくれた。食欲がないとのことで湯豆腐にしてくれたようだ。豆腐なら柔らかいから喉の痛みも大丈夫だろうと思って口に入れた。予想通り豆腐を食べてもあまり喉は痛くなかったが、豆腐だけだと栄養が足らない気がする。とりあえず用意してくれた湯豆腐は全部食べることはできた。それからしばらくはベッドに横たわって暇な時間を過ごす。安静にするといっても、ただベッドにいるだけだと暇でしかない。しばらくベッドに横たわってぼーっとしていると、あることを思い出した。それはあの2033年から送られてきたメールのことだ。あそこに何か書いてあったように思う。そう思った俺はすぐにパソコンを起動してメールソフトを開いた。2033年から送られてきたメールを開いて読みなおしてみると「会社で大きなミスをした次の週、俺は39度の高熱を出して食事も喉が通らない」と書いてある。そしてその下には「→原因は喉の腫れ。何も食事をしないで薬を飲んでも効果なし。卵雑炊を食べること」と書いてある。まさかとは思ったが、この状況で卵雑炊なら食べても喉の痛みはマシかもしれない。俺は母親のところへ行き、夕食も明日の朝食も卵雑炊にしてほしいと言った。母親から「卵雑炊なら食べれそうなの?」と聞かれたので「食べれそうなんだ」と答えておいた。そして母親は夕食に卵雑炊を作ってくれた。卵雑炊を食べると水分が含まれていて喉にすっと通っていく。喉の痛みもそこまで感じなかった。俺は卵雑炊を全部食べることができた。そして薬を飲んで風呂に入ることはやめておいて部屋に戻った。ベッドに横たわっているといつの間にか眠っていた。
■ 2018年5月23日(水)
いつものように8:00に目覚ましが鳴って起き上がった。体温計で熱を測ってみると37.8度になっていた。喉の痛みも昨日よりマシになっていた。しかし、まだ体がしんどくてだるい。今日も会社を休むことにした。朝食は昨日と同じ卵雑炊を母親が作ってくれていた。俺は昨日と同じように卵雑炊を全部食べることができた。そして母親には今日の昼食と夕食も卵雑炊にしてほしいと言った。母親は不思議そうな顔をして「どうして卵雑炊ばかりなの?」と聞いてきたので「今は卵雑炊なら食べれるから」と答えておいた。そして食後に薬を飲んで部屋に戻った。昨日と同じようにベッドに横たわっているとウトウトとしていつの間にか眠っていた。昼過ぎに目が覚めて熱を測ってみると37.2度だった。喉の痛みもかなりマシになっている。その後、卵雑炊を食べて薬を飲んでみるみるうちに熱は下がって喉の痛みも改善されていった。
■ 2018年5月24日(木)
8:00に目覚ましが鳴って起きて熱を測ってみると36.8度になっていた。喉の痛みもほとんどない。2日間も会社を休んでしまったが、今日は出勤できそうだ。念のため薬だけは飲んでおくようにした。朝10:00前に出勤して日根野部長に「2日間も休んでしまって申し訳ありませんでした。おかげで体調は改善しました」と言っておいた。すると日根野部長は「改善してよかった。でもあまり無理をしないように」と言った。この日は体のしんどさやだるさもなく普通に業務をしていた。定時になって帰宅すると母親が夕食にお寿司を用意してくれていた。もう喉の痛みはないのでお寿司を全部食べることはできた。食後に薬を飲んでおき、久しぶりにお風呂でシャワーを浴びて部屋に戻った。熱を測ってみると36.4度と平熱に戻っていた。鏡で喉の腫れをみてみるともう腫れはひいているようだった。
それにしても2033年からのメールは本当に不気味に思えた。前回の会社での大きなミスは英語でのスペルミスで、今回の高熱の原因は喉の腫れで卵雑炊を食べることというのは当たっているではないか。こうなってくるともう偶然とは言えない気がしてきた。本当に未来から届いたメールなのか。だとすれば2033年、つまり今から15年後の俺は何のために今の俺にメールを送ってきたのだろうか。45歳の俺は今の俺に何を伝えたいんだろうか。わからないことだらけだが「未来からメールを送ったのは他に警告すべき理由があるから」と書いてあるが、警告すべき理由とは何だろうか。次に送られてくるメールに書かれているのだろうか。あとは5月に起こることといえば「山で婚約者になる人と出会う」という内容。ところが、5月はもう終わってしまうし、今回の体調不良もあるので週末は山に行く予定は立てていない。これだけは当たらないと思われる。そもそも女性や結婚に興味のない俺に婚約者なんて現れるわけがないのだ。まあ、これ以上このことに関しては深く考えるのは辞めておこうと思う。