表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来からの伝言  作者: 涼
10/41

無限ループ現象

■ 2018年6月27日(水)


今朝は梅雨の間の晴れなのだが、雲が多くてジメジメする。朝10:00前に出勤してパソコンの電源を入れた。カピ言語は数年前に組んだことがあるだけなので、今はすっかり忘れいてる。そのため、カピ言語を思い出すことからはじめるしかないが、その前にテストサーバーにカピをインストールして、もう一台のテストサーバーに疑似的なネームサーバーを構築しておくことにした。カピ言語の基本みたいなページを見ながら思い出していた。まだ設計書通りのプログラムは組めなかった。こんな日は時間が経つのが早くて気づいた時には昼休みになっていた。昼食をさっさと終えて会社に戻ってカピ言語のページをずっと見続けていた。基本的なプログラムの打ち方についてはわかったが、今回はセキュリティ的な部分のプログラムを組まないといけないので、そんな基本知識だけではダメなのだ。児島信二は設計書通りにプログラムを組みながら「水嶋さん、その言語で組むんですよね?設計書のプログラミングに着手できそうですか?」と聞いてきた。俺は「今日は設計書のプログラミングに着手できそうにないね」と答えた。しかし、二週間でウェブサーバー自動構築システムを完成させるには、今週中にはネームサーバー側の自動反映プログラムを完成させないといけない。今日中にカピ言語を思い出して、明日と明後日の2日間で設計書通りにプログラムを組むことはできるんだろうか心配だ。16:00を過ぎた頃に池上有希が声をかけてきた。


「水嶋さん。トップページの画面をデザインしましたので確認してもらえますか?」


俺は席を立って、池上有希の席へ向かった。


「うん。デザインはこれでいいと思う。ユーザビリティーも考えられていていいと思うよ」

「じゃあ、これでデザインを組んでいきますね」

「よろしくお願いします」


俺は席に戻ってカピ言語を思い出し続けていた。プログラマーは最初に頭を動かして、全てが整ったら手が動くのだが、しばらく手は動きそうにない。時間はあっという間に経って19:00になった。しかし、まだ設計書のプログラミングに着手できそうにない。今日はそれができるくらいまでカピ言語を理解する必要がある。気づいたらいつも残業していた日根野部長も退社していた。俺は残業が嫌いなのだが、今回ばかりは自分しかできないので仕方がない。今はカピ言語で他のサーバーへの接続方法のプログラムを見ている。そのままプログラムを真似ればいいのだが、セキュリティ的に問題がないか考える必要もあるのだ。そんなことをしているともう22:00になっていた。会社内は役員が残っているくらいで社員はいない。今日はここまでにしておくかと思って退社した。


■ 2018年6月28日(木)


今朝はポツポツと雨が降っていた。今夜から本降りになるという天気予報だったので折りたたみ傘を鞄に入れておいた。10:00前に出勤してパソコンの電源を入れたら、カピ言語の習得の続きをはじめた。いろいろと思い出せてきたが、あとはネームサーバーの設定ファイルの編集方法をカピ言語でどうやって実装するのかを調べていた。今日も時間が経つのが早くてもう昼休みになっていた。昼食をさっさと終えて会社に戻ってカピ言語習得の続きをはじめた。そんな俺の姿をみていた児島信二が「水嶋さん、本当に大丈夫ですか?」と声をかけてきてくれた。俺は「うん、大丈夫。あともう少しでわかりそうなんだよ」と答えた。午後もずっとカピ言語について習得し続けていて、ようやくわかってきた。15:30頃に池上有希が「トップページのデザインを組みましたのでページを確認してください」と言ってきた。トップページをみてみるとレイアウトが崩れた部分などなく、綺麗な画面だった。俺は「池上さん、これで問題ないよ。じゃあ次のページもよろしく」と言った。16:00を過ぎた頃にネームサーバーの設計書を見て、やっとプログラミングに着手した。それにしてもネームサーバー側の自動反映プログラムは量が多い。気がつけばもう19:00になっていたが、まだ三分の一もプログラムが組めていない。今日も残業だなと思いながらプログラミングを続けた。気がつくと日根野部長も退社していて、また昨日と同じように一人になってしまった。時間をみるともう22:00になっていた。まだ三分の一も組めてなかったが、今日はもう退社することにした。


■ 2018年6月29日(金)


今朝は本降りの雨の中で出勤となった。さすがに二日連続での残業に疲れているのがわかった。10:00前に出勤していつものようにパソコンの電源をつけると、昨日のプログラミングの続きをはじめた。児島信二が心配そうに「水嶋さん、やっと設計書のプログラミングに着手できたようですが、大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。俺は「大丈夫」とだけ言って必死にプログラミングを続けていた。昼休みになって昼食をさっさと終えて会社に戻ってプログラミングをし続けた。やっと三分の一くらいまで組めただろうか。気づけば15:00になっていた。この調子だと残業をしても今日中に設計書通りのプログラミングが完成するとは思えない。しかし、今週中に終わらせなければ、プログラムソースやバグのチェック、児島信二のプログラムとの連結、動作確認テストなんてできない。それにウェブサーバー側の設計書プログラミングもしないといけないのだ。どう考えても間に合わない。池上有希が「水嶋さん、他のページのデザインを組んでみましたので確認してください」と言ってきた。ページを開いてみると、ほとんどのページのデザインが完了しているようだ。児島信二が組んでいるフロント部分の池上有希の組んだページを連結させるところまで作業は進んでいる。ところが俺はまだネームサーバーのプログラミングが三分の一程度終わったくらいなのだ。気づけばもう19:00になっていたが、俺はプログラミングを続けていた。とても今日中に終わらせられないが、できるところまでやっておこうと思った。せめて半分以上は終わらせないとまずい。家に持って帰って組むという手もあるのだが、この会社のルールではセキュリティ上、仕事の持ち帰りは厳禁なのだ。今は一番難しいネームサーバーへのログイン部分のプログラミングをしているが、まだネームサーバーの反映などのプログラムを組めていない。気がつくと22:00を過ぎていた。ここまでが限界かと思った俺は退社した。半分近くまでプログラミングできたと思うが、週明けに完成するとは思えない。それにウェブサーバー側の自動反映プログラムも着手していないのだ。


■ 2018年6月27日(水)二度目


今朝は梅雨の間の晴れだったが、雲が多くジメジメする。なんだか今日は疲れている感じがした。朝10:00前に出勤してパソコンの電源を入れた。カピ言語は数年前に使用した言語なので思い出さなければならない。その前にテストサーバーにカピをインストールして、もう一台のテストサーバーに疑似的なネームサーバーを構築しておくことにした。俺はふとこのシーンをどこかで見たことあるような感じがした。カピ言語の基本みたいなページを見ながら思い出そうとしていたけど、どこかで見たことあるような感じがした。とにかくカピ言語を思い出すことからはじめていたのだが、なんとなく覚えている感じがした。しかし、今はまだ設計書通りのプログラムは組めないように思えた。気がつくと昼休みになった。昼食をさっさと終えて会社に戻ってカピ言語のページをずっと見ていたが、どういうわけか基本的なプログラムの打ち方がわかった気がした。しかしセキュリティ的な部分もあるので基本的な知識だけではダメなのだ。設計書通りにプログラムを組んでいる児島信二が「水嶋さん、その言語で組むんですよね?設計書のプログラミングに着手できそうですか?」と聞いてきた。たしか前にも同じようなことを聞かれた気がした。俺は「今日は無理そうだよ」と答えた。今週中にはネームサーバー側のプログラムを完成させないといけない。カピ言語の習得を続けていると、どれも前に見たことあるように思えた。時計を確認すると16:00を過ぎていた。なんだか池上有希が声をかけてくる気がしていた。そして「水嶋さん。トップページの画面をデザインしましたので確認してもらえますか?」と池上有希が声をかけてきたのだ。俺は席を立って池上有希の席へ向かった。画面を見るとどこかで見たことあるような感じがした。俺は「うん。デザインはこれでいいと思う。ユーザビリティーも考えられていていいと思うよ」と言うと池上有希が「じゃあ、これでデザインを組んでいきますね」と言った。俺は「よろしく」といって自分の席へ戻った。カピ言語についてのページを見ているとどれも見覚えがある。さっき池上有希が声をかけてくる気がしてたのも、見たことのあるデザインであったのもデジャブというやつかなっと思った。とりあえずカピ言語の習得だと思って必死にページを見続けていると19:00になった。しかし、まだ設計書のプログラミングに着手できそうにないので残業してカピ言語を習得する必要がある。それにこれは俺にしかできないのだ。気がつくといつも残業していた日根野部長も退社していた。今はカピ言語で他のサーバーへの接続方法のプログラムを見ているが、これも前に見たことがある覚えがある。プログラムを真似ればいいのだが、セキュリティ上の問題も考えなければならないと思った瞬間、前にもそう考えていたように思えた。気がつけばもう22:00になっていた。会社内は役員が残っているくらいで社員はいない。今日はここまでにしておくかと思って退社した。


■ 2018年6月28日(木)二度目


今朝はポツポツと雨が降っていたが、今夜から本降りになるという天気予報だったので折りたたみ傘を鞄に入れておいた。10:00前に出勤してパソコンの電源を入れたら、昨日の続きをはじめた。また見たことのあるようなカピ言語だが、かなり思い出せてきているのだろうか。続いてネームサーバーの設定ファイルの編集方法をカピ言語でどうやって実装するのかを調べていた。なんだかこのページも以前に見たことあるような気がした。そんなことをしているともう昼休みになった。昼食をさっさと終えて会社に戻ってカピ言語習得の続きをはじめた。なんだか児島信二に心配されてるような気がした時「水嶋さん、本当に大丈夫ですか?」と声をかけてきてくれたのだ。前にも同じように心配してくれてた気がした。俺は「大丈夫だよ。あともう少しでわかりそうだから」と答えた。その後、カピ言語の習得を続けていてそろそろ設計書のプログラミングに着手できそうだと思った。あれ?たしかこの後、池上有希が話しかけてくるんじゃないかなっと思ったら「トップページのデザインを組みましたのでページを確認してください」と池上有希が言ってきた。トップページをみてみると完璧な感じがしたが、この画面も前に一度見ているような感じがした。俺は「池上さん、これで問題ないので次のページもよろしく」と言った。それから俺はネームサーバーの設計書を見てプログラミングに着手した。それにしてもネームサーバー側の自動反映プログラムは量が多いと感じたが、前にも同じように感じた覚えがあった。プログラムを組んでいると、前にも同じプログラムを打っていたような気がした。そして気がつくともう19:00になっていた。しかし、まだ三分の一もプログラムが組めてないので残業することにした。日根野部長も退社してプログラミングをし続ける。なんだか前にプログラムした覚えがあるかのように手が早く動く。そして時間をみるともう22:00になっていた。やっと三分の一くらいは組めただろうと思って今日はもう退社することにした。


■ 2018年6月29日(金)二度目


今朝は本降りの雨の中で傘をさしながら出勤していた。さすがに残業が続いてかなり疲れているのがわかった。10:00前に出勤していつものようにパソコンの電源をつけると、昨日のプログラミングの続きをはじめた。やはり前にも同じプログラムを打った気がして手が早く動く。そういえば児島信二が心配してくれる気がした。すると「水嶋さん、やっと設計書のプログラミングに着手できたようですが、大丈夫ですか?」と児島信二が声をかけてきた。この言葉は前に聞いたことのあるような感じがした。俺は「大丈夫。ありがとう」と言ってプログラミングを続けた。昼休みになって昼食をさっさと終えて会社に戻った。そしてプログラミングをし続けた。やっと半分くらいまで組めたと思う。あと半分もあるので今日中に完成させるのは難しいように思えた。しかし、今週中に終わらせなければ来週のプログラムソースやバグのチェック、児島信二のプログラムとの連結、動作確認テストなんてできない。あれ?こんなことを前にも考えていたような気がする。もうすぐ池上有希が話しかけてきそうだと思った時「水嶋さん、他のページのデザインを組んでみましたので確認してください」と池上有希が言ってきた。ページを開いてみると、ほとんどのページのデザインが完了していた。このページのデザインも前に見たことがあるように感じた。進捗としては児島信二が組んでいるフロント部分の池上有希の組んだページを連結させるところまで作業は進んでいるんだろう。しかし俺はまだネームサーバーのプログラミングを半分終わらせたくらいなのだ。気がつくと19:00になっていたが、俺は残業してプログラミングしていた。とても今日中に終わらせられないが、できるところまでやっておこう。前にもそう思ったような気がする。今は一番難しいネームサーバーへのログイン部分のプログラミングをしているが、どういうわけか覚えていて手が進んだ。続いてネームサーバーの反映などのプログラムを組みはじめた。ここが一番の肝になる部分なのだ。やっと三分の二くらいまでプログラミングできたところで22:00を過ぎていた。これが限界かと思って俺は退社した。週明けには完成するとは思うけど、まだウェブサーバー側の自動反映プログラムが残っているのだ。


■ 2018年6月27日(水)三度目


今朝は梅雨の間の晴れだったが、雲が多くジメジメするのだが、このシーンを前に見たことある。なんだか今日はかなり疲れている感じがした。朝10:00前に出勤してパソコンの電源を入れた。カピ言語は数年前に使用した言語なので思い出さなければならないのだが、なんとなく覚えている気がした。とりあえずテストサーバーにカピをインストールして、もう一台のテストサーバーに疑似的なネームサーバーを構築するのだが、以前にこれと同じ作業をしたことがあるような感じがする。カピ言語の基本みたいなページを見ていると、どれも知っている内容だった。何気にまだ覚えているのかな!?しかしまだ設計書通りのプログラムは組めないように思えたのでページをさっと流し読みしていた。気がつくと昼休みになった。さっさと昼食を終え会社に戻ってカピ言語のページを見ていると基本的なことは既に習得しているように思える。しかしセキュリティ的な部分もあるので基本的な知識だけではダメなのだ。あれ?こんなこと以前に考えていたように思える。ここで児島信二が話しかけてくる気がした。すると「水嶋さん、その言語で組むんですよね?設計書のプログラミングに着手できそうですか?」と児島信二が聞いてきた。これって前に同じことを聞かれたんではないだろうか。俺は「今日中には無理かも」と答えた。しかし、明日くらいからネームサーバー側のプログラミングに着手して今週中には完成させないといけない。カピ言語の習得をしているとどういうわけか、どれも覚えているのだ。もしかして設計書のプログラミングができるような気がしてきた。16:00を過ぎた頃、そろそろ池上有希がトップページのデザインができたと言ってきそうな気がした。すると「水嶋さん」と池上有希が声をかけてきたので、俺は「トップページの画面のデザインを確認すればいいんだよね?」と言った。それを聞いた池上有希は驚いて「その通りです。なんでわかったんですか?」と聞いてきた。俺は「なんとなくそんな気がしたんだよ」と答えた。俺は席を立って池上有希の席へ向かった。画面を見るとやはり以前に見たことあると思った。俺は「デザインもいいし、ユーザビリティーも考えられているから、これでデザインを組んでいってね」と言うと池上有希が「わかりました」と言った。俺は「よろしく」といって自分の席へ戻った。どういうわけか池上有希との会話の流れがわかったのだ。これはデジャブなのか、こんな予知夢でも見ていたのかわからない。カピ言語習得のためいろんなページを見続けていても、どれも知ってる内容だった。19:00になったが、まだ設計書のプログラミングに着手できそうにないので残業することにした。残業は嫌いだけど、この業務は俺にしかできないのだ。気がつくと日根野部長も退社していた。カピ言語で他のサーバーへの接続方法のプログラムを見ているが、これもどういうわけか覚えている。そうだ、俺はここでセキュリティ上の問題を考えないといけないと思った記憶がある。次にネームサーバーの設定ファイルの編集方法をカピ言語でどうやって実装するのか調べてみると、これも何故か知ってる内容だった。数年前の記憶が戻ったんだろうか。この調子だと明日から設計書のプログラミングに着手できそうだ。気がつけばもう22:00を過ぎていた。会社内は役員が残っているくらいで社員はいない。今日はここまで思い出せたようなので俺はさっさと退社した。


■ 2018年6月28日(木)三度目


今朝はポツポツと雨が降っていたが、今夜から本降りになる予感がしたので折りたたみ傘を鞄に入れておいた。なんだかかなり疲れていてしんどかった。とりあえず10:00前に出勤してパソコンの電源を入れた。カピ言語のことを思い出せたのでそろそろ設計書のプログラミングに着手することにした。それにしてもネームサーバー側の自動反映プログラムは量が多いと感じたのだが、以前に同じことを感じたように思えた。プログラムを組んでいると、前にも同じプログラムを打っていたような気がして手が早く進んだ。まるで同じプログラムを打ったことがあるような不思議な感覚だった。昼休みになって昼食をさっさと終えて会社に戻った。プログラミングをしているとなんだか児島信二に心配されてると思ったので思わず「児島君、俺は大丈夫だからね」と言った。すると児島信二は「そうですか。ちょっとしんどそうな表情なので心配してました」と言った。それにしてもプログラミングしていると何をどう組んでいけばいいのかわかるかのように手が進んでいく。まるで以前に同じプログラムを組んだことがあるかのようだった。しばらくして、そろそろ池上有希がトップページのデザインを組み終わったように思えた。すると池上有希が「水嶋さん」と声をかけてきたので俺は「トップページのデザインを組み込んだんだよね?ページ確認するね」と言った。それを聞いた池上有希がびっくりしたような表情で「よくわかりましたよね?」と言った。俺は「なんだかそんな気がしたんだよ」というと「昨日もわたしの伝えたかったことわかってませんでしたか?」と言った。そう、どういうわけか俺には会話の流れがわかっていたんだ。おそらくこのシーンの夢を見たんだろうと思う。つまり予知夢なんだろう。プログラミングを続けていると19:00になったが、まだ半分くらいしかプログラムが組めてないので今日も残業することにした。やはり前に同じプログラムを打った覚えがあるのだ。みるみるうちに手が進んで三分の二くらいまで組むことができた。時計をみるともう22:00になっていたので、今日は退社することにした。


■ 2018年6月29日(金)三度目


今朝は本降りの雨だが、残業続きでかなり疲れていて眩暈がする。しかし今日こそプログラミングを完成させないといけない。いつものように10:00前に出勤してパソコンの電源をつけると、プログラミングの続きをはじめた。この調子だと今日中には完成するだろう。そうだ、ここで児島信二が心配してくれるのだ。そう思った俺は「児島君、設計書のプログラミングは順調だから大丈夫だよ」と言った。すると児島信二は「そうですか。でも顔色が悪いですけど大丈夫ですか?」と言ってくれた。昼休みになってさっさと昼食を終えて会社に戻ってプログラミングを続けた。今日中にこのプログラミングを終わらせなければ来週のプログラムソースやバグのチェック、児島信二のプログラムとの連結、動作確認テストなんてできない。あれ?これも以前に同じようなことを考えていた感じがする。しばらくすると池上有希が他のページのデザインが完了したと言ってきそうな気がした。すると池上有希が「水嶋さん、他のページの・・・」と言ったので俺は「他のページのデザインを組んだから確認すればいいんだよね?」と言った。池上有希はびっくりした表情で「またわたしの伝えたかったことがわかったんですか?」と言った。俺は「そんな気がしたんだよ」と言ったのだが、俺は池上有希が何を言ってきそうなのかわかっていた感覚になっていたのだ。ページを開いてみるとやはり以前に見たことのあるようなデザインのページだった。進捗としては児島信二が組んでいるフロント部分の池上有希の組んだページを連結させるところまで作業は進んでいるようだ。俺もあともう少しでプログラミングが完成しそうだ。そう思った瞬間、眩暈が酷くなって意識を失った。


気がつくとベッドの上にいた。どうやらここは病院らしい。「気がついたみたいね」という声がするとベッドの横に西浦真美がいた。


「俺、何があったの?」

「会社で倒れたのよ。かなりの疲労みたいだけど、ちょっと無理しすぎたんじゃない?」

「どうして西浦さんがいるの?」

「社員の病院に付き添うのもわたしの役目なのよ」

「そうなんだ。今は何時?」

「19時30分頃かな。水嶋君の鞄も持ってきたから落ち着いたらもう帰った方がいいわよ」

「あっ!プログラミングを完成させないといけないんだった!」

「何言ってんのよ!疲労で倒れた人に仕事をさせるわけにいかないわ。週末は静養してないとだめだよ」

「俺、残業したのって二日間なのに、かなりの疲労になってたのか・・・」

「一人で帰れる?よかったらタクシーで帰ってもいいのよ。タクシー代は会社のチケット使うといいから」

「いや大丈夫だよ。ありがとう」


念のため、医師の診察を受けて過度の疲れだということで栄養剤を処方されて病院を出た。西浦真美は駅まで見送ってくれて、俺は電車に乗った。電車の中でここ数日の出来事について考えてみた。どうにも自分が以前に体験したことを再び体験しているように思える。最初のうちはデジャブか予知夢だと思っていたが、児島信二や池上有希の発言しようとすることがわかっていた。カピ言語についても数年前のことで忘れているはずなのに、どういうわけか知っている感じだ。プログラミングも以前に全く同じものを組んでいた感覚がある。もしかして俺は何度も同じ体験をしているのではないだろうか。そんな現象が起こっているのかもしれない。そんなオカルト現象なんて起こるわけないと思いたいが、以前に西浦真美との人格入れ替わりという現象があったのだ。そうだ、家に帰ってあの2033年から届いたメールを確認してみよう。自宅の最寄り駅に着くと俺は走って家に帰った。夕食もとらず、シャワーも浴びず、すぐに自分の部屋に入ってパソコンの電源を入れた。2033年から届いたメールを見てみると「新しいシステム開発を依頼される」と書いてある。そしてその下には「長い残業が続き体調不良になる。無限ループ。解決方法はメモしておくこと」と書かれている。気になったのは「無限ループ」ということだった。俺がデジャブや予知夢と感じたのは一昨日の水曜日からだった。そして今日は金曜日。もしかすると俺は6月27日~6月29日を何度も体験しているんではないだろうか。それを連続して続いてるなら、過度の疲れだというのもつじつまが合う。あとは「解決方法はメモしておくこと」と書いてあるが、今日の出来事をメモしておいて、明日の朝、絶対にわかるところにそのメモを置いておこう。俺は大学ノートに今日あった出来事をこと細かくメモをして鞄に貼り付けておいた。これでもし、明日の朝6月27日になっていたとしても何かを思い出すことができる。おそらく今回の3日間の無限ループ現象は、俺の心境か何かで起こってしまったのかもしれない。その後、夕食を終え、シャワーを浴びて眠りについた。


■ 2018年6月27日(水)四度目


目が覚めて窓をあけると梅雨の間の晴れだったが、雲が多く空気がジメジメしていた。この感覚は前に体験した感じがする。朝食を終えて着替えて出勤しようと思って鞄を持つとメモと薬が貼られていた。そこには2018年6月29日の出来事と書いてあり、カピ言語のプログラミングのことや児島信二、池上有希との会話、そして眩暈がして意識を失って病院に運ばれたこと、過度の疲れがでたことについて書いてあった。そして最後の行に6月27日~6月29日を何度も無限ループして体験していると書いてあった。これを読んで少し自分の記憶を思い出すようにしてみた。その瞬間「あっ!思い出した!」と思わず声が出た。俺はこれまで無限ループしていた6月27日~6月29日の出来事を全て思い出すことができたのだ。メモに貼られていた栄養剤を飲んで出勤した。


いつものように10:00前に出勤してパソコンの電源を入れた。まずはテストサーバーにカピをインストールして、もう一台のテストサーバーに疑似的なネームサーバーを構築した。そしてネームサーバー自動反映の設計書のプログラミングに着手した。前にプログラミングしたことをまた最初から打ち直すのは面倒だったが、全て覚えているので今日一日で終わりそうだ。児島信二が「もう設計書のプログラミングに着手してるんですか?」と聞いてきたので、俺は「うん。カピ言語は思い出したから」と答えた。その日はずっと覚えていることをプログラミングするだけだったのであっという間にネームサーバー自動反映の設計書のプログラミングが完成した。明日はウェブサーバーの自動反映の設計プログラミングに着手して金曜日には全てが完成しているだろう。一応、体力的には連続して勤務してることになるので、今日は19:00の定時で退社した。


■ 2018年6月29日(金)四度目


今朝は本降りの雨の中10:00前に出勤して、昨日のうちにウェブサーバーの設計書のプログラミングが完成していたので時間的には余裕がある。児島信二もフロント部分のプログラミングは完成していたので、プログラムソースの見直しとバグ修正をはじめた。細かい部分でのバグがいくつか見つかって修正していた。池上有希のほうもほとんどのページのデザイン組み込みが完了していたので、最後にフロント部分のプログラムと連結させて、最後にサーバー側のプログラムを連結させることができた。もし明日6月30日の土曜日が訪れたら来週からは全体的な動作確認テストを開始すれば、二週間もかからずに実装できるだろう。19:00になって勤務時間終了となったので俺はさっさと退社して自宅に戻った。


■ 2018年6月30日(土)


朝、目が覚めてすぐに今日の日付を確認した。スマホには2018年6月30日と表示されていた。やっと無限ループから抜け出すことができたのだ。今日は曇り時々雨だったので登山の予定は入れてなかったが、10日以上の連続勤務をしたので、家でまったりしていたほうがいいだろう。それにしてもまた3日間の無限ループという不思議な現象が起こったわけだけど、こんなこと誰にも相談できない。2033年から送られてきたメールにも「他言無用」と書かれているので誰にも言えないが、おかしなことが起こりすぎているように思える。考えてみると今回の現象はおそらく俺のシステム開発に関しての焦りが3日間という無限ループを引き起こされたのかもしれない。そのおかげでカピ言語を完全にマスターしてネームサーバー自動反映プログラムを1日で完成させることができたのだ。もしこの3日間の無限ループがなければ、おそらく開発は遅れていただろう。結果としては良かったのだが、過度の疲労で意識を失ったことについては気を付けなければならない部分だろう。これで2033年から送られてきたメールで6月に起こることは全て当たってしまったわけだが、次はどんな内容のメールが送られてきて、一体何が起こるのだろうか。また不思議な現象に巻き込まれてしまうのだろうか!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ