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召喚4

「この世界は魔物によって滅ぼされかけているのよ。」


真剣そのものな顔で矢那さんはそんなことを言った。

「ああ…いや。そんな突拍子も無いことって訳でもないのかな?異世界に召喚されるぐらいだし、魔物ぐらい。」

冗談みたいな話だが、考えてみれば今の状況自体冗談みたいなことだ。

なるほど。魔物に滅ぼされそうだから勇者を召喚したってことか。これなら納得がー

「で、なんで俺達なの!?俺ただの高校生だよ!?」

いかない。なんで勇者として召喚するなら軍人とかプロレスラーとか、もっとこう、なんかあるだろ。

「勇者として選ばれる資質…とでも言うのかしら?そういうものがあると見なされたん…だと思うわ。ごめんなさい、勇者召喚のプロセスは私もよく知らないのよ。でも、全くのランダムということは無いはずよ。」

そして、と彼女は続けた。

「異世界から来た私達は強力な魔力を授かっているわ。人類の切り札となるほど、とても強力な。」

彼女はそう言いながら左手の手のひらを上に向けた。

その手のひらの上から突如火が踊った。

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