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はじめに
母の施設入所後1か月と少し。
私の介護は、ある日突然、実家の電気が止まったという一本の電話から始まった。
当時は親と色々あり、疎遠だった。
物理的な距離は車で30分程度と同じ市内で近かったが、心の距離はひどく遠い、そんな関係だった。
そんな人間が、なし崩し的に「介護」というリングに、何の前触れもなく突如として上げられた。
この連載では、美談ではない「介護のリアル」を週一ペースで綴っていこうと思う。
怒り、絶望、そしてエンジニア的な視点での現状打破、VRでの救い、家族の絆。
今、目の前の暗闇に立ち尽くしている誰かに届きますように。
これから介護に直面していくかもしれない方々へ、少しでも役に立つ内容になりますようにと思いを込めて。
下書きもなしに書き出しているので、内容は変わっていくだろうし、つたない文章も多いと思います。
これがリアルな素人の体験談だということで、読んでいただければ幸いです。
※2026年5月の介護録完結に向け、X(旧Twitter)にて日々発信している生の記録を、物語として再編しました。投稿での日時は偽りのない実話です。




