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魔法と剣と俺だけ銃の世界  作者: 俺のだけのバリアフリー
40/40

40 ボロ小屋

投稿はとっても不定期ですごめんなさい

初めに様子を見に行ったレンの様に通りがかる市民のふりをして小屋の様子を見てから再度決断しようかとおもったが、何度もそんな演技をすれば余計に怪しいだろう。


視界の真ん中に小屋を捉えながら真っ直ぐと、小屋に目的があるかの如く歩いて行く。


小屋の扉の前まで来たが、中から物音はもちろん人の気配すらない。


「本当に誰も居ないみたいだな」


ノックする必要はない、俺達はお客さんじゃないんだ


ギィ・・

と木が軋む音を出しながら扉をゆっくりと開ける、部屋の内部はレンの言う通り人だ誰も居なく木箱と籠が散乱しているだけの物置・・・いや木箱も籠も整理されていなく散乱しているのでごみ屋敷のようだ。


「汚い・・・それにくさいですね」


レンの言う通り室内には開いたドアと窓と壁の穴から入る光で宙に舞うホコリが白く見え、鼻には鉄の臭いと・・・これは汗の匂いか?


「とにかく神父がここに入って行ったことは確かなんだ。 出てきてないってことはどこかに通じる道か何かがあるはずだ探してみよう」

「はい」


開けた時と同じようにゆっくりと俺の背中にある扉を閉めて薄暗い室内を詮索し始める。


どうやらこの建物は一階しか無い様で二階への階段はなく部屋の仕切りもない、前の世界で言う所の都会の格安アパート(一人暮らし4畳部屋)みたいなものか?まぁ4畳ではなく6畳くらいはあるように見えるが。


ドアを閉めたので外から室内は見えなくなったのでレンは髪飾りを飛ばして万が一の時に備えながら俺より先に家探しを始める。

それに続いて俺も部屋に異変がないか確認する。


まず調べるのは壁だ、隣や裏の家につながっていないか木箱などをよけて壁を押してみる。

しかしミシミシとボロ屋に相応しい耐久力のない建物からの悲鳴が聞こえる、このまま押しても壁に穴が開くだけだと確信して壁の通路はないと判断する。


次に確認するのは2回の存在だ。

外から見た感じでも2階があるようには見えなかったが、ほんの少しの隙間があるかもしれない。 まぁそれくらい小さいスペースに白いローブを着た大人が通れるとは思わないが・・・

背伸びをして手を上げるが、その程度で簡単に手が届くほど天井は低くない。 あと少しで指が届くか届かないかの所が限界だ。


だからと言って俺が子供の様にジャンプして小屋をギシギシ言わせるわけにもいかない。


「んー、そうだ」


そこらへんの木箱を台にすると言うのもありだが、いざ乗って木箱が壊れて尻もちで大きな音が出た・・なんてシャレにならない。


悩んでいる俺の視界の端っこに周辺の警戒をしているレンの髪飾りに気付く、あれなら常に宙に浮いているので天井を調べられる。


「レン、髪飾りで天井をくまなく押し上げて見てくれ。 2階への穴があるなら開くはずだ」

「2階ですか? 見た感じ屋根と天井にそんな厚みはない様に見えますが・・・とにかく分かりました、なんにでも疑問を持つことが解決へのみ」

「いいから早くやってよ暗くなっちゃう」

「・・・・・」


レンがガッツポーズを作りドヤ顔で俺の言葉を喋っているので急かす。

ただでさえ灯りがないので薄暗いのだ、遊んでいて暗くなってみえましぇ~んなんてなってみろ大馬鹿だ


ちゃんとした理由があって急かしたのになぜかレンは俺を睨みながら天井を角から順番にゆっくりと押していく

しかし結果は俺が壁を押した時と同じでギシギシと音を立てるだけで特に異変はなかった。


「うーん、何もなかったか・・・」

「残念ですね・・・・後は・・・あっ!」


バサッ!!

ドサドサドサ!


入り口から入って右側の手前の天井を押していた髪飾りをレンが操作を誤って、積み重なっていた籠の一つを床に落としてしまう。


「おい!あまり音を立てるなよ、早く戻せ痕跡を消すんだ」

「は、はい!   あれ?これ・・・」


籠の中の物が床に散乱したのでそれを片付けようとレンがしゃがんでその”中の物”を触るとレンの手が止まった。


「なにをしてるんだゆっくり出来ないんだぞ」

「ご主人様見てくださいこれ」

「なんだ?」


レンの顔で見えないので少し身体をずらしてレンの手元を覗くとそこには壁の光が偶然当たりその”中の物”がうつしだされていた。


「それって・・・布・・・いや服か?」

「はい、かなりボロボロで布きれと勘違いされるかもしれませんけどこれは奴隷の服です。 ほら」


そう言って落ちていた服の一つを広げると確かに布きれではなく首と手を通す穴が開いている。

他のも服なのか?と思い視界をもう一度明かりが照らす床をよく見ると黒く濁ったような色をした血らしきものが付着している服もあった。


この小屋に入って匂った鉄の臭いと体臭は着こまれた奴隷の服だったのか


「ならここは教会の中に居る奴隷の服置き場・・もしくは破棄する場所? だとしたら神父はそれを持ってきたのか?」

「神父さんは何も持っていませんでしたし、もしそうだとしたら市場で市民と話をした後に来るのはおかしいですよ」

「確かに」


「だとしたらこの木箱や籠の中は奴隷達の服ってことか?これ全部?」

「多すぎます、ましてや奴隷の服をこれだけ破棄して新しい服を与えるなんてありえません」


レンの言う通りだ奴隷だからと言ってレンにいきなり掴みかかる奴らが新しい服を買い与えるとは思えない。


ならこの服を着ていた奴隷達はどこにいった?


じっと棒立ちしながら考えるより動きながらの方が頭の回転が速くなりそうなのでクルクルと小屋の中心を回る。


コツコツコツコツ


奴隷を沢山使って何かをしているのか?


コツコツコツ


何かを作って居てその労働力として必要だとか?


コツコツコツコツコツ


しかしそれだと別に服を取る必要はない・・・


コツコツカツン


「ん?」


フル回転させている頭を一旦止めて足元に視界を落とす。


今の音は?


今の俺の靴は服と違いゲームの頃の装備を使っているので長時間歩くのに適したそこが分厚いもので当然そのそこはそれなりに硬い、なのでこの木造の小屋の床を歩くと硬い物が当たる言い音が聞こえるのだが・・・



もう一度足を上げてかかとの部分で床を叩いてみる


カツンカツン


少し離れて衣服を直しているレンの近くでまた床を叩いてみる


コツコツ


「え?なんですか? 」


なんかの合図かと手をとめて叩いた床と俺を交互に見る。


「音が違う、こことここ」


コツコツ カツンカツン


レンに場所を教えながらもう一度叩いて音を聞かせる。


「確かに違いますね、何というか音が響いてる?」

「ああ、響くと言う事は奥が空洞になっているって事だ」

「なるほど・・・確かに」


空洞であれば音が響くと言う現象を少し想像して理解できたのかレンが頷きながら納得する。


「恐らくこのしたが隠し通路になっているんだろう。 上にある荷物が邪魔だなどけよう」

「わかりました」


レンと協力して音が違う床周りの物をどける。

いつもみたいに「それは奴隷がすることです」とかレンが言いだすかと思ったが流石にこう言う危険な仕事をしているときは空気を呼んで言わないみたいだ。




レンの髪飾りも使って何とか衣類の入った籠や木箱を片付けた。

俺はゲームとしての筋力がかなりあるので楽だったがレンはそうもいかなかったようだ、初めはぼろい木箱やかごと言う不安定なものを運ぶのでレンが自分自身の手でやっていたのだが軽い衣類と言えどチリも積もれば何とやらだ、かなり重いらしくヒィヒィいいながら運んでいた。


衣類から匂う血の匂いと汗の匂いがより一層きつくなっているような気がする。

そんな室内に若干だけ顔をしかめながら次は隠し通路があるであろう床の範囲を調べる。


明かりをつけずに触って確かめたので分かったのだが、見た目は補足ながい板が何枚も繋げているのは周りの普通の床だけで音が違う箇所は一枚の鉄製の板の上に周りと同じ木をくっつけた大きな扉になっていたのだ。


しかしそれが分かっても開け方が分からない、荷物を退けても扉の取っ手はないし上に乗って押しても開きはしない。


「開きませんね」

「そうだな・・・うーん、よし」


こうなれば手の原理だ。


SCARを装備して普通の床と扉になっている境目に銃口を差し込んでストックの部分を思いっきり引く。


ベキ・・・・・メキメキ・・・・バキン!


カン!


何かが壊れる音が聞こえた後にその壊れたものがどこかに落ちた音が聞こえる、一応言っておくが壊れたのもメキメキと音を立てたのも俺のSCARではないゲームの保護がある以上俺の作った銃器は壊れない。


床には先程まで見た目ではただの床だったはずの場所が蓋を開けたようにパカリと開いてその奥が見えていた


何が壊れて飛んで行ったのか知らないがとりあえず床の扉は開いた様だ。


「流石ご主人様です!開きましたね!   まぁ少しゴリ押しだったような気もしなくもないですが」

「こまけぇこたぁいいんだよ」


開いた扉の奥を覗くとかなり暗いが奥の方に灯りが見える、灯りと言っても人持つたいまつの様な物ではなく壁にかかっている灯りみたいだ。

壁はガタガタの岩壁でダンジョンとは違い人為的に掘った物に見える。


普段ダンジョンが明るく帰りもそんなに暗くなる前に街へ戻っていたので灯りと言う灯りを持っていなかったので扉を開けて真っ暗な穴が見えた時は新しく懐中電灯でも作ろうかと思ったがその必要は無さそうだ。


「大当たりですね、どうします早速入りますか?」

「いや、一度夜に出なお・・・・・いやまてよ」


今この道に入って神父とかに出くわさない保証はない、ついさっきこの道に入って行ったんだしな。

そう思い一度時間を空けて教会の人間も寝ているであろう夜に再度調査を再開しようと思ったが、さっき扉を開ける時に何かが壊れる音がした。


何が壊れたか分からないが少なくとも何か怪しい事をしている連中がこのような隠し通路の異変に気付かないはずがない、もし痕跡が残ってしまっているのであればここは電撃戦だ。

今のうち、時間のあるうちに出来るだけの調査はしておこう。


「いや、やっぱりこのままこの道を調べよう」

「もしこの道が敵の本拠地に続いてたらどうします?」

「その場合は出来るだけ戦闘を避けて撤退だ、とりあえず今日は出来るだけ情報収集をしてギルドに報告しよう」

「わかりました」


軽く作戦会議をしてレンにとりあえずの方針を伝えた後ついに俺達は隠し通路に足を踏み入れた

ちなみにボロ小屋の隠し通路の扉、あれはイクスが分からずに壊したロックを外して木箱などの荷物の方に力を咥えるとテコの原理で人ひとり通れるスペースが開く仕掛けです。

だから神父が通った後も荷物が扉の上にも置かれていたのです、ノウキンコワイ

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