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戦争の引き金

スッ。


魔法の師匠が宝石の並べられたテーブルに手をかざす。

すると、


ホワワワワワァァァァ。


1つ1つの宝石から画面のようなものが出てきた。

そこには人の姿が。

え?なに?

あれは、宝石じゃないの?


「どうした?」

「お前が連絡に参加するなんて」


「よく来たな。怠惰」

「戻ってきてたのか」


画面の方から数人の声がした。

怠惰って、なんだろう?

よく来たなって言われていたって事は、誰かの名前?


・・・。

いやいやいや。

そんなわけないよね。

魔王じゃないんだから、そんな中二病みたいな名前なわけがないよね。

きっと、ペットかなんかの名前だよね。(ペットだとしても中二病な気がするけど))


「今転移してきたところだ」

「恐らく、こちらの正体がバレた」


「「「は?」」」


魔法の師匠が何か言ってる。

え?

正体がバレた?

魔法の師匠はそんなに隠すような身分なの?

犯罪者とか?

あっ!

もしかして、どこかの王族だったり。


「どういう事だ?」

「魔王の中で1番の魔法の使い手であるお前の正体を見破れるものなど、誰もいないと思うが」


「冗談だろ?」


正体に魔法の上手さが関係あるの?

でも、魔法の師匠が変装系の魔法を使ってるわけじゃないと思うけど。

私がそんな魔法を覚えてないし。


、、、ちょっとまって。

変装とか以上に気になる事言ってるじゃん。

何?

魔王?

この人たちも中二病なの?


、、、そっかぁ。

魔法の師匠には、期待してたんだけどなぁ。


「冗談じゃない」

「馬車に乗っている最中に攻撃された」

「攻撃してきた奴は馬を魔法で1発だった」

「その辺の盗賊とは格が違った」


「・・・・」

「嘘だろぉ」


「じゃあ、今向こうに行っている恐怖も危ないんじゃ!」


恐怖?

どこかで聞いた名前だね?

どこだっけ?


うぅぅん?

、、、あっ!あれだ!

魔王(私と一緒にダンジョン攻略した、カエルが認識するだけで死んじゃう人)が自分の事を恐怖の魔王とか言ってた気がする!


「そして、1番決め手になったのは別にある」


「なんだ?馬の殺し方以外にもあるのか?」


「ああ。奴は私に、光の魔法を放ってきた」

「確実に勇者教の手の物だろう」


ああ。

私が魔法の師匠に撃ったやつね。

あれが、決め手になった?

勇者の手のもの?


・・・。

よく分かんないや。


「急いで恐怖に連絡しよう」

「そして、帰ってきたら即勇者教に攻め入るぞ」

「いいな?」


「「「「おう!」」」」


え?攻め入る?

なんか、私が聞いてなかった所で凄い話が飛躍してるんだけど!

争いは、良くないよ。

やめた方がいいよ。(きっかけを作った張本人)



こうして、この世界で歴史上3番目に大きな争いが起きる事になる。

はたして、たかが水溜りが、戦乱の世を生き抜くことができるのだろうか?

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