ダンジョンと魔王(取り残された方視点)
「着いたよぉ」
聖女ちゃんが、目的地についいた事を告げる。
特に敵と会う事もなく来れてよかったよ。
やっぱり平和が1番だね!(すでに2人の人間を殺害済み)
(着いたの?そんなに出発地点から遠いってわけじゃないけど、大丈夫?)
だいたい、出発してから4時間くらいしか経ってない。
さすがに現場から近すぎない?
見つからないかな?
大丈夫かな?
「意外とね。バレないものなんだよ」
「普通は近い所にはいないだろうって考えになるんじゃないかな?」
(ふぅ~ん)
そんなもんかぁ~。
まあ、聖女ちゃんがそれでいいなら、私としては全く問題ないんだけどね。
「あれ?」
「叫び声がする?」
「誰かいるのかな?」
(え?叫び声?)
全然聞こえなかった。
耳を澄ましてみよう。
「、、、ぉぉ、、ぉぉ」
「ぃぃ、、ぇぇ」
(ああ。たしかに、なんとなく聞こえるような気がするぅ!)
(でも、あれが叫び声なんてよく分かるね。私にはなんか大きい声出してるのかな?ぐらいにしか分からないや)
聖女ちゃんは耳がいいのかな?
聖女ちゃんお耳は地獄耳ィィ!
って、木の根元に向かって叫ばないと。
「私は、五感を強化するスキルを持ってるからねぇ」
「耳だけじゃなくて、目とかもいいんだよぉ」
五感を強化するスキルかぁ。
私も欲しいなぁ。
耳とか目が良くなって、遠くから攻撃するスナイパーみたいな事してみたい!
目も耳も無いけど!
「ちょっと知数いて様子を見てみようか」
「敵だったら、すぐに逃げるって事で」」
(はぁい!オッケー!!)
特に、異論はないなぁ。
実際に攻撃したり、逃げたりするのは聖女ちゃんだからねぇ。
そろぉり。そろぉぉり。
聖女ちゃんが、音のする方にゆっくりと近づいていく。
手慣れた感じで、音のしない歩行をしてる。
凄いねぇ。こんなに歩いても音がしないものなんだぁ。
「ギャアァァァァ!!!」
「ギイイイイィィィ!!!!!」
(「っ!?」)
「すっごい悲鳴。これはモンスターの悲鳴っぽいから、相当な手練れなんだろうねぇ」
「やっぱり追手なのかなぁ」
聖女ちゃんがバレないようにゆっくり壁から顔を出す。
そして、そこにいた人を認識したところで、
「きゃぁぁ!!!????」
聖女ちゃんが叫び声をあげる。
ちょっとぉ!?
バレないようにするんじゃなかったのぉ!?
・・・。
こんな感じでもう1つの私はここまで来た。




