持ち運べる池だよ(取り残された方視点)
「ここは、私のアイテム入れ場」
「池さんは私のアイテム扱いとしてここに入ってもらったの」
(へぇ~)
よく分かんないけど、なんか凄そう。
凄そうって事は分かった。
「とりあえず、私は逃げるねぇ~」
「だから、その間、話し相手になって」
(はいはぁい)
話し相手かぁ。
いいポジションだねぇ。
頑張った私に、最適な場所だよ。
「何か話したい事ある?」
「聞きたい事とかでもいいよ」
(うぅ~んとね。何て呼べばいい?)
「私?わたしは、聖女って呼んで」
聖女?
それが本名なの?
いや、そんな事はないよね。
おそらく私の事が信用できてないから教えてくれないんだろうな。
(分かったぁ。聖女ちゃんね)
(それで、聖女ちゃん!どこに行くつもりなの?」
目的地を聞いてみる。
決めてるのかな?
とりあえず、追われてるっていう事は人が居ない所だと思うんだけど。
「えっとねぇ」
「ダンジョン!」
(ダン、ジョン?)
ダンっていう名前の人と、ジョンっていう名前の人が居る所なのかな?
変わったところに行くんだね。
「ダンジョンはね。モンスターさんたちの住処なの」
「危ない所なんだよ!」
(え!?危ない所に行くの!?)
(聖女ちゃん、大丈夫?)
危ない所かぁ~。
行かない方がいいんじゃないのかなぁ?
別の場所にした方が、、、
「うん!大丈夫!慣れてるから!!」
「それにね!ダンジョンは危ないから、人があんまり来ないの」
(うぅん。そっかぁ~。じゃあ、仕方ない、のかなぁ?)
そうだとしても、危ない所に行くのはやめて欲しいなぁ。
聖女ちゃんに傷ついてほしくないんだけど。
でも、どうしても行きたいって言うなら、仕方ないかなぁ。
・・・。
しばらくして。
「ん!あった!」
あった?
もう着いたのかな?
近かったの?
(え?早いね?もう着いたの?)
「え?あぁ~。いやいや。そうじゃないの」
「ダンジョン行くのに、ちょっと欲しかった物があったから」
(欲しいもの?)
何だろう?
モンスターの住処って言ってたし、ある程度の物資は現地調達できそうなものだけど。
モンスターだから、意外と物はないのかな?
「これ!じゃじゃ~ん!魔力石!!」
え?何?
じゃじゃぁ~ん、って言ってる聖女ちゃん凄い可愛かったんだけど!?
反則では!?




