日照りの時の少女観察
シュウウウゥゥゥ。
今回の日照りは前回よりは弱いかなってくらいの蒸発量。
余裕で生き残れそう。
女の子はというと。
どこからともなくテントを出してそこに籠ってる。
それじゃあ、晴れるるまでテントの様子でも見ようか?
あっ!
チラッとテントの入り口から顔出した!
そしてすぐに引っ込めた!
可愛い。
今ので、テントの中が一瞬だけ見えた。
テントの中に、食糧っぽいのと、椅子っぽいのがあった。
見えたのはそれぐらいかな。
いったい、テントやら食料やらイスやらどこにもッてったんだろうね?
ガサガサッ。
ん?
なんかやってる。
音しか聞こえないから何してるのかよく分からない。
パァァンッ!
ふぇっ!?
何の音!?
テントから何かがはじけたような声が聞こえた。
「いっててぇぇ~」
え?
痛いの?
大丈夫?
「なんでだろう?魔法失敗しちゃった」
魔法失敗しちゃったかぁ~。
それは痛いねぇ~。
・・・。
え?
魔法?
スキルとかあるし、魔法があってももう驚かないけど、
何で魔法使おうとしたの?
ていうか、何の魔法使ったの?
「私も聖女としてまだまだだなぁ」
聖女?
君は聖女なのかい?
聖女が何かよく分かってないけど、宗教的なのはなんとなくわかるよ。
「もっと頑張らないと!」
う~ん。
若い!
若いねぇ!
もっと頑張らないと、とか年取ったら言えなくなるよ。
シュゥゥ。
ん!
日射しが弱まってきた。
ポツポツ。
ザーーーーーーー。
「あっ!雨だぁぁ!!」




