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1250日目:この状況は想定外です!
八七代魔帝暦二五年・天秤の月第一日・属性(土)・天気:晴れ
「もう、どうして来たのよ……。すぐに戻れなかった私も悪いけど、こうなると思ったから、連絡しなかったのに……」
午後、とある豪邸の貴賓室。
煌びやかな紅いドレスを身に纏ったアーシェが、豪奢なテーブルを挟んだ対面の席に座り、そう言ってどこか困った様子でこちらを見つめてきます。
うぅ……私だってこんな状況に陥るなら来ませんでしたよ!
というか、グラス先生から聞いた住所を頼りに、高級住宅街を歩いていたら、擦れ違った使用人らしき人たちに、いきなり拉致されるとか誰が想像できるんですか!
まぁ、でも、元気そうで安心しました! それじゃあ、私はこれで宿に戻りますね!
え? 無理? 今日は帰れない? 嘘でしょう?




