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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
四年生夏休み

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1228/1241

1228日目:ボルカ帝国に着いたんですが……。

 八七代魔帝暦(まていれき)二五年・聖女せいじょの月第十日・属性(風)・天気:晴れ


 早朝そうちょう、ついにボルカ帝国ていこく到着とうちゃくしました! したんですが……なんだか飛翔艇ひしょうてい発着場はっちゃくじょう着陸ちゃくりくしたあたりから、微妙びみょう気分きぶんが悪いです。

 そんなわけで、入国にゅうこく手続てつづきはグラス先生にまかせ、待合室まちあいしつ椅子いすで休んでいると、


「ほら、ティコもせい魔力薬まりょくやく飲んどきなさい。ボルカは国内に大小合わせて二百近い活火山かつかざんがある世界でも有数ゆうすう火山大国かざんたいこくなの。れてないと炎属性魔術師ほのおぞくせいまじゅつしにはツラいわよ。私も数年ぶりの帰国きこくわりとキツいし……」


 そう言って、どことなく顔色の悪いアーシェが小瓶こびん手渡てわたしてきます。なるほど……この体調不良たいちょうふりょう保有魔力ほゆうまりょくみだれが原因げんいんですか……。

 はぁ~、これは『りゅう尻尾しっぽ』の調査が、ちゃんとできるか不安になってきました……。

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