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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
四年生前期

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1113/1126

1113日目:なんでため息をつくんですか!

 八七代魔帝暦(まていれき)二五年・金牛きんぎゅうの月第十七日・属性(光)・天気:晴れ


 昨日の新入生歓迎会しんにゅうせいかんげいかいで、一年生たちもようやく各学年の先輩たちにたいする遠慮えんりょがなくなったのか、今朝は学生寮の食堂しょくどう談話室だんわしつがとてもにぎやかです。


 そんななか、アーシェと二人で少しおそめの朝食を食堂で食べていると、


「せ、先輩! 入試の時はありがとうございました! おかげで入学できました……じゃ、じゃあ、失礼しつれいします!」


 黒髪の少年が突然とつぜん、話しかけてきたんですが……こちらの返事も待たず、足早あしばやってしまいます。

 そうして、そのいながら、「スゲー美人びじんじゃん!」「今度、紹介しょうかいしろよ!」なんて、はやてる彼の友人らしき少年たち……。


 って、どうしたんですか、アーシェ? もう! なんでため息をつくんですか!

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