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1087日目:思い当たる節がないわけではありませんけど……。
八七代魔帝暦二五年・銀羊の月第二十二日・属性(炎)・天気:晴れ
「姉さん、なんか家に寄ったら、小父さんと小母さんに励まされたんだけど……」
朝食後、アーシェたちと村に滞在している間のもはや日課になっている畑仕事をしていると、畑にやって来たカルド君がそう言って訝しげに私を見つめてきます。
いや、うん……そのなにか知ってるだろ? 的な感じの視線を向けられても……。まぁ、思い当たる節がないわけではありませんけど……。
そうして、とりあえずこの場をどう無難に切り抜けようか考えていると、
「カルド~ん! 暇ならこっち手伝って~!」
離れた場所で作業をしていたルベルさんが、こちらに気づいて手を振ってきます。
あ! ほら、呼ばれてますよ! この話はまたあとです、あと!




